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極限まで言葉や虚構を脱した実存のペイオフを追求する

ぼくは、考え出したら絵はもうダメになると思う。絵の大きさというのは考え方の1つであって、色もそうだ。ぼくの絵に対する本能は「考えないのが正しい」というもの。決めたり選んだりしなければならなくなるともう間違い。決めることが多ければ多いほど間違いも多くなる。抽象を描く絵描きもいるね。座って絵のことを考えている。考えていると何か大層なことをしてるような気がしてくるだけで、ぼくの場合は考えてもなにもできない。レオナルド・ダ・ヴィンチは考えている時間も大切だ、実際絵を描いている時間よりももっと大切だとパトロンを説得した。彼にはそうだったかも知れないがぼくにとって考えている時間というものは何の価値もない。ぼくは”実働時間”だけに金を払われて当然だと思う。

アンディ・ウォーホル『ぼくの哲学』


『身も蓋もなく、実存のペイオフによる自立と余剰の最大化』から全て逆算することのために、ある種の諦めを冷静に受け入れる。

実働だけで余剰を調達できる。



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