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自分が嘘をつくようになったわけ
私は30歳で発達障害(ADHD)と双極性障害が判明した男。
借金500万円と妻の金を無断で使い込み3ヶ月前に離婚した。
今日は私が10代後半から今まで、ずっと嘘をつきながら生き続けてきた理由、加えてどうしてそういう人間になってしまったかを語っていこうと思う。
前提条件
私は一般的に言われる”育ちの良い家庭”で育てられてきた。
両親は一流大学卒のいわゆる一流企業に勤めていた経歴があり、母方の祖父は有名大学の学長やその他理事を務めていた、また父方の祖父もメガバンクの役員であった。
私はそんなエリート家系の長男であり、初孫として産まれてきた。
何一つ不自由のない生活をさせてもらい、やりたいと言ったことは大抵やらせてもらえる環境にあった。
ただ初孫ということもあり、親族からの期待は非常に大きかったようで、幼少期から常に自分の将来について、「あなたはお父さんお母さんと同じ大学に入って、1流企業に入る」的なことを話されていた記憶がある。
自分も当時はそれを疑うこともしなかったし、自分もそうなれるのだろうと漠然と考えていた。
恵まれた環境を与えられている反面で、勉強や素行に関しては非常に厳しい家だった。
小学生の頃からテストは全て提出させられ、学期末の成績表に至っては、両親の前で正座して提出させられ。「なんでこの成績になったのか、改善するためにはどうするのか」と説教をされていた。
ここで問題なのが、私が優等生とかけ離れた素行と成績だったことだ。
小学校の通知表は△◯◎の3段階評価なのだが、◎がついたのは体育だけだった。
どの科目でも「関心・意欲・態度」に△がついてた。
確かに授業中は大騒ぎしていた記憶しかない、今思えばあれが多動症というやつなのだろう。
そんな私は無意識のうちに、家族からの期待に応えようとし、それに失敗し続けた。
「失敗すると怒られる、ならば失敗したことを隠せばいいんだ。」
「弟や従兄弟の見本になるような行動をしなくちゃ。」
「親族から偉いと言われるような立ち振る舞いをしなくちゃいけない。」
こう言った深層心理の積み重ねで結果的に、まわりから望まれる自分を演じるようになってしまっていたようだ。
私がつき続けてきた嘘とは
先日初公開した記事に概要が載っているので見ていただきたい。
大きく分けると3つの嘘がある。
失敗したことを嘘の言い訳でごまかす
やっていないことを「やった」と言ってしまう。
自分を誇張するようなことを言う
上記の3種類の嘘は全て同じモチベーションに基づく嘘である。
具体例を交えながら説明していこう。
1.失敗したことを嘘の言い訳でごまかす
過去の経験から「嘘をつけば叱られない(自分が不利にならない)」と学び、自分を守るために嘘を繰り返しているケースがあります。
本人としても「なぜできないのか・やってしまうのか」が理解できないため、行動の理由を無理やりこじつけることがあります。その結果、誰の目から見ても分かるような嘘をついてしまうのです。
これは物心ついた頃からの悪癖だ。両親は厳格で私の幼少期からルールに厳しかった。
ADHD=多動症 と言われるくらいなので、私も例に漏れず自分の欲求に忠実な行動をとることが多かった。
特に活発な外遊びが多かった私は、スリリングな遊びを好む傾向にあった。
子供の頃のスリリングな遊びといえば挙げるとキリがない。
高圧電線の鉄塔を登る
高速道路に物を投げる
空き家に侵入する
道路に停めてある車の上に登る
マンションの外階段の鉄骨を1階から10階まで登る
自転車でなぜか他県まで出かけて帰りが21時くらいになる。
等、他にも沢山禁止されていることをやった。
当然バレていなことも多くあるが、地域のコミュニティは思っているよりも狭い。
家に帰って大目玉を食らう。幼少期は1週間に2階はゲンコツを食らっていた記憶がある。
バレた時の言い訳はこれだ
「友達がやろうって言ったから」「いいって言われたから」
等、怒られるのが嫌でその場しのぎで適当な嘘をつく。
これは子供の頃であったらいいが、大人になると取り返しのないことになる。
大学で留年したにも関わらず、進級したと嘘をつく。等だ。
2.やっていないことを「やった」と言ってしまう。
これもADHDの代名詞とも言える「先延ばし癖」が関係している。
ADHDの特性がある場合、特にやる気が出にくく、何も手が付けられない状態が続くことがあります。タスクに対する苦手意識が強く、単なる「怠け」や「努力不足」とは異なり、本人の努力だけでは解決しづらい問題が潜んでいることが多いです。
私は基本的にやらなければいけない面倒なタスクを先延ばしにしてしまうく癖が幼少期からある。
夏休みの宿題は8月最終週まで手をつけずに、最終的に両親に無理やりやらされるていた。
提出部は出さない、やれと言われたことをやらない。と言った具合だ。この先延ばし癖の恐ろしい点は、最終的に期限になってもやらないことだ。
高校生までは両親や学校の先生が手取り足取り、面倒を見てくれるので問題なく生活できていた。
しかしこれも大学に入った途端に破綻することになる。
まず1年生の前期の履修登録を出さなかった。大学に通ったことのある人ならこれが大問題だと言うことがお分かりいただけるはずだ。
大学は履修登録を出さないと、授業を受けることができないのだ。
この際は大学の教務部から連絡が来てなんとか履修登録を遅れて出すことを認められたが、希望の授業等は受けることができなくなってしまった。
また一人で海外旅行に行く際も、ギリギリまでビザの申請や、向こうでのホテルの予約等ができない。
頭では「この期日までにやならければならない」と分かっているのに出来ないのだ。
大学の際は両親が「これはやったのか?」と確認してくれるのですが、怒られると思って毎度「やった」と嘘をついていた。
なんでこんなしょうもない嘘をつくのか?
「やっていないと思われたくない」というのが正確かもしれない。
3.誇張するようなことを言う(虚言癖)
ADHDはその特性から、日常生活において周囲から叱られたりすることが多い傾向にあり、自己評価が低いことも多く怒られたり、自己評価が低いことを悟られないように嘘をつくことがあります。
これも前述の2つと似たような内容になってしまう。
望まれるような自分を演じる少年だった私は、無意識のうちに事実よりも誇張したストーリーを話すようになっていた。
たとえば学校の帰りに100円玉を拾ったとしよう。普通だったらネコババして持ち帰って「100円拾ったー」で終わりだと思う。
だが私は違った。
”100円を拾ってそれを、交番に持って行った。そして100円を届けたところ、お巡りさんにお駄賃として、100円をもらった。”
脳内でこのストーリーができあがるのだ。
こうして人の注目を引いて、”周りに望まれる自分を演じようとしている”のか、もしくは単純に”人目を引きたい”のか。
ここはまだわかっていなので、今度心療内科の受診をした際に聞いてみよう。
いずれにせよ、この癖も自分が気づくまでずっと無意識に行なっていた。
最近でも気をつけていないと、危ないことが時々ある。
自分の嘘つきを治す
心療内科に通い始めて、まず一番最初にやったのが
1.自己理解を深めるための、認知行動療法
ここで、自分の家族構成、環境、行動等をすべて洗い出し。自分がどういうプロセスで、そういう思考をするようになったのかを認識する。
2.インナーチャイルド療法
自己認識とインナーチャイルドの理解を深めることで、現在の問題や行動に影響を与えている過去のトラウマや感情、未解決の問題を理解するのに役立たせる。
これを行なっただけで、いままで何が悪いかもわかっていない状態から、一気に道が開けた状態になった。
また両親にもこれを説明し、自分の状態を理解してもらうように説明することができた。これも別の記事で書こうと思うのだが、人生で今まで両親や友人、彼女、妻にさえ、自分の悩みを打ち明けたり、相談することができなかったのだ。
それを考えれば、大きな前進だと思う。
これ以上は長くなってしまうので、ここら辺にしようと思う。
文章に書くことで、自分の脳内が整理される感覚がある。これからも記事を書き続けよう。