人生やり直し研究所〜60代・正しい夢のあきらめかた⑩初めてのグループレッスン
あきらめ切れずに最後の悪あがき。
シンガー・ソングライターのプロを目指し、62歳で通いはじめたボーカルスクール。その顛末やいかに。
なかなかの緊張感
今通ってるボーカルスクールは担任制で、僕の場合はI先生の個人レッスンを月3回と選択制のグループレッスンを月2回受けるコースを選択しています。
そのグループレッスンに初めて参加しました。内容はズバリ歌唱レッスン。
レッスン室に一番に入ると、ちょっとしてから30代後半と思わしき背の高い男性がギターを持って入室してきました。え、ギターとか使うのかなと思い、講座一覧表を確認したら「歌唱レッスン」だから、間違ってないよね〜と安堵。
もう一人は20代後半か30代前半の女性。スマホを持って入室です。
今日の生徒は自分をいれて3人。そして担当のW先生が約10分遅れで登場。
挨拶のあとに「音源持ってきましたか?」と先生に言われたので「え、そんな仕組みとは知りませんでした。あ、でもオリジナル曲のオケならあります」ということで、無料レッスンと同じ「この胸のときめきが」で、歌唱指導を受けることに。
レッスンは3人が順番に自分の歌いたい歌を歌って、それに対して先生がコメントをしていくスタイル。一人約15分相当です。みんなで一緒に何かを歌うことを想像していたので、なんだか緊張します。
他の生徒が指導される様子を見るのは確かに勉強になりそうだけど、自分の歌をも聴かれるわけで、まあ、それ自体がトレーニングになるのね〜と思いました。
リズム中心の指導
ジャンケンで順番を決めて、自分は3番に。
1番目はギター持参の男性で、弾き語りで山崎まさよしの「セロリ」を歌います。
フルコーラスが終わると、生徒のひとりがコメント述べてから、先生のアドバイスがあり、それを受けて歌い直したりする進行です。
W先生いわく「僕の指導はリズム中心なので」、という前置き通り、レッスンのポイントは歌うときのリズムの取り方が中心です。
2番目の女性は、カラオケを流して、なんと英語の歌です。英語の歌、よくうたうよな〜と感心。
いよいよ自分の番
さて、オケをならして「このむねのときめきが」をフルコーラスで歌います。
参加者感想はギター青年が担当。「クセになるメロディー。自分の好きな「ゆらゆら帝国」を感じさせる」と、なかなかのお褒めのお言葉。ま、いきなり初対面で、そんなストレートには言えないよね。でもわりかし印象は良かったようです。
いよいよ、W先生の指導です。
まず、「いい声してるね」と意外なお言葉。
そう言われたのは初めてなので、つい舞い上がって喜ぶ私。
「でも、おしいな。高音は頑張って出してる感じ。でももっと余裕で出るようになるよ。I先生のボイトレちゃんとやってね。」
はい、それは解ってます。でもって、
「う〜ン、オリジナルだから好きなように歌ってくれればいんだけどね」
オイオイそれじゃレッスンにならんじゃろ!と思い「そうはいってもなんか言ってくださいよ!」と迫ってからのアドバイスは「大きく乗っていく」歌い方。
スネアと同じ、2拍4拍にアクセントをおいて、リズムに大きくのる。ただし、跳ねる感じではなく、止まってしまう感じでも無く、叩いたあとにスーと前に進むような感じで、とのこと。
そこを意識して改めて1コーラスを歌います。確かに、違う感じの曲になるぞ。何となく言葉も明瞭になり、ちゃんと伝わっているような感触が出てきます。
実際、歌唱が良くなったと思います。いままで、そんな指摘を受けたことがなかったので、効果覿面ですよ。面白い。
どっちかとうと、自分は1拍3拍のほうにノリを合わせていたことに気がつきました。
他の曲でも「大きく乗っていく」歌い方を試したい。もっと歌いたい、と純粋に思った瞬間。きっと「いい声だね〜」といわれて、舞い上がっていたのもあるでしょう笑。この日は、ご機嫌で帰宅する私。
ホント単純ですわ。
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