海外の生活

「シンガポールに住みたいと思ってるんだけどどう思う?」

こんな相談をされたことがある。

「自分の子たちも乗り気になってくれてて、仕事もべつにどうにかなると思うんだよね〜」

「旦那さんも昔旅してて英語は上手だし、環境変えて子育てするのもアリかな?と思って。」

と、聞いてもないのに言っていた。

ぼくの本音は「勝手に住めば?」だ。
たとえ友だちだとしても、その人がどこに住むかなんてことには興味がないからだ。

だが優しいぼくは丁寧に返答した。

ぼく「シンガポールでもマレーシアでもどこでも住めばいいと思う。いい国だし日本にも帰ってきやすい。ただ、憧れだけで移住・海外での子育てに挑戦してもかなりキツくなると思う。」

海外に住む=成功者
みたいに話す人をたまに見かけるけど、ぼくから見たら全然そんなことない。

日本もいい国だ。住みやすく治安もまだいい。

ネガティブなニュースや話題がトレンドだけど、まだまだご飯はうまいしコンビニも世界一綺麗かつ便利だ。

海外が合う人は海外に住めばいいし、日本で楽しく過ごせる人はそうすればいいだけだ。

相談をしてきた友だちには、まず住みたい国や街を知るところから始めたらいいとすすめた。

「とりあえず住んでみる」というのもひとつのやり方だけど、コストと時間がかかる。

特に個人でもノマド的な稼ぎ方や資産収入などがあれば別だが、一般的なサラリーマンの方だと余計にハードルは高く感じるとおもう。

とすると、旅行で数回行ってみるという方法がコストパフォーマンスもリスクの面からしても可能性があるとおもう。

現地に行き、文化に触れ人と話し、肌でその土地を街を空気を感じる。

それすらできないのならやめた方がいい。

何回も言うが日本もいい国だ。

海外生活を夢見るのもいいが、日本で生まれた新しい命が今後100年間安心して住める国にしてやる、という努力も必要なんじゃないかな。

ぼくの使命は「娘の可能性を1%でも多く広げてあげること。」

海外生活に憧れてないで日本をよくする方法も考えようよ。という文を書いておいてなんだが

「日本だけにしか住めない」とか、「日本語しか喋れない」とかではなく、「地球を舞台に飛び回り、遊び尽くしてほしい。」と強く思う。

"アジトをどこにするか"という問いに対して、
「日本」に囚われてほしくないということだ。

そのためにはグローバルな視野や考え方が必要になる。

そういう考え方を持つにはグローバルな環境を親が作る必要があると思う。

近年のネット環境の恩恵により、それ(グローバルな環境にするということ)は少し前よりハードルが低くなっている。

今後、日本にいても海外に住むことになったとしても可能性だけはつぶしたくない。という親心というものだろう。

親が子にしてあげられることなんてたかがしれている。

だったらせめて、やりたいことやらせてあげようぜ。と改めて妻と話した。

p.s ちなみにぼくは40歳でニュージーランド移住を目標にしている。

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