サンタクロース
クリスマスも夜勤なので、念願のサンタクロースになれそうな男の今の気持ちをつらつらと綴ります。
核家族
夫婦で沖縄へ移住し、子を授かり3人でてんやわんやしながら日々を過ごしているのですが、夫婦お互いの両親が内地にいるため「たまにはおじいちゃんおばあちゃんに孫を預けて夫婦水入らずで〜」みたいな時間がほぼ取れない状況、いわゆる完璧なひとつの核家族を運営しているので、家事や育児、仕事に至るまで全て自分ごととして捉えるようになります。
当たり前のことと言ってしまえばその通りなのですが、おそらくTwitterや各種SNSで散見される“夫への不満“というのは90%ぐらいこの「当たり前」のことができていないことが発端になっているのではないかと思っています。
夫が父親になりきれていない家族は世界中で見られます。これはなぜこうも頻繁におこり、どのように改善すればいいのか?予防はできないのか?をぼくの経験を踏まえて少し考えてみたいと思います。
環境をつくる
なんでこんな記事を書いているのかというところから説明すると、クリスマスだからです。
今年は移住して以来初めて妻にもクリスマスプレゼントを用意しました。
今までは単純に貧乏だったのもありますが、子育てをしているといろいろ思うところが出てきます。
思考パターンがゴロっと変わることがよくあるんですね。
ワタシは今現在、週六で三交代制の勤務をしていて、仮に今妻がいなくなると子をみてくれる人がいなくなります。簡単に家庭が崩壊するわけです。
その上でパートをやり、家事をやり、育児を不器用ながらにやり抜いている妻に改めて感謝しないとなとバカでも気づかされるのです。
ただこれが親に頼れる環境だったとしたら、ワタシは同じような思考に至ったのかな?と。
親に自分の子を預け、飲み会やゴルフや自分の趣味などにお金と時間を使っていたんじゃないか?と考えるとゾッとします。
要するに、ワタシたちは環境が良かった。
それなりに大変なこともありましたが、お互いがお互いを頼るしかないので、話す機会も増え理解も深まり結果として信頼度が増したのではと分析できます。あと友だちもあまりいないので子と遊ぶのが生きがいになったのも大きいと思います。
そしてこの環境を意図的に作るといいんじゃないか?というのがこの記事の結論になります。
サンタクロースの存在意義
実はワタシ昔から自分の子へクリスマスプレゼントをあげるのが夢でした。
というのも、ワタシ自身小さい頃毎年クリスマスの時期はワクワクし、どんなオモチャをサンタさんにもらおうかと一所懸命考えていた覚えがあります。
そして大人になり、自分がプレゼントする側になるとむしろ幸せなのは相手の喜ぶ姿を見れるサンタクロースだったことに気づくんですね。
これに気づいてから、ぼくは自分の子にとってのサンタクロースになることが夢になりました。
この「Giveの精神」みたいなものって日本じゃあまり育たないんでしょうか?
そこまで浸透していないような気がします。
寄付する文化がないからでしょうか。
それはさておき、このサンタクロースの存在意義に気づくと人はしあわせになれると確信しています。
そしてサンタクロースは誰に対してもなり得る。というところを今回は強調します。
「当たり前」というパワーワード
突然ですがワタシは「当たり前」とか「普通」とかいう言葉があまり好きではありません。
普遍的なモノゴトを話題にするときに使う場合は自然と受け取れるのですが、大抵こういった言葉は話し手の主観で使われます。
ひねくれているだけかもしれませんが、「当たり前」とか「普通」という価値観はそれぞれ立場や状況、環境、その時の気分とかにも左右される曖昧な言葉だと感じてしまうからです。
そして夫婦というのはそれぞれの生い立ちや育ってきた環境で創り上げられた価値観を擦り合わせる作業だと思います。
どちらか一方が価値観を押し付けたり、偏見を「普通」だと思い込み理解してもらえないと会話もせず悩むのは建設的ではないように思います。
まず一旦自分のなかの「普通」を疑うのもひとつ。相手の思う「当たり前」を理解しようと試みるのもひとつ。その上でお互いのちょうどいい塩梅を見つけて納得していくことが精神衛生上いいのかなとおもっています。
「当たり前」なんていうパワーワードはなるべく遠ざけましょう。
シゴトとは?
ここで質問です。
「シゴト」と聞いて思い浮かべるものはなんでしょうか?
たぶんだれもが連想するワードとして、「お金」があると思います。
ほかにも、「大変」や「出社」、「時間」や「作業」なんかもありそうです。
とにかく、たくさん連想すると思います。
ただ、「シゴト」と聞いて、「子育て」や「家事」や「夜ご飯の支度」などを思い浮かべる方は主婦の方を除いてどれくらいいるでしょうか?
とくに世の中の夫たち全員にアンケートを取ったとして、断言できますが上のようなワードをすぐ連想する割合は10%に満たないと思います。
参加しているかどうかはさておき、それを「シゴト」だと認識している割合は相当低いのではないかと思います。
ですが、すべてやるとわかりますが「シゴト」と呼べるくらい大変です。というか、それぞれ世の中にお金を払って使うサービスとして成り立っています。
しかし自分の家でこれらを完璧にこなしたところで目に見える報酬はビタ一文ありません。
お金を稼ぐ方が偉いと錯覚してしまう風潮は世界スタンダードで見ても多数派だと思います。
が、もはやそんなもの過去の負の遺物だと思います。
外で稼ぐことしか方法が無かった一昔前ならまだしも、だれでもどんな情報にもすぐアクセスでき、ネットで商売が完結してしまう現代において夫婦間における優劣なんて存在しません。
いつの時代でも存在するべきではなかったはずです。
技術や時代は進化するのに夫婦の在り方や価値観や文化などが進化しないのでズレが生じるわけです。
そのズレが冒頭のSNSで散見される愚痴や不満に繋がるんだと思います。
アップデートすべきなのは技術でもスキルでもなく「価値観」だということです。
父親になりきれない夫
母親は腹を痛めて子を生むからすぐ自覚に繋がるが父親が母親のレベルまで自覚を進めるにはどうすればいいか?問題があります。
これはほんと、世界中である問題です。
原因は様々で、例えば地域・文化における男尊女卑やアップデートされない価値観、資本主義社会の弊害なんかもそうです。
でもワタシが思う大きな要因として、"属しているコミュニティの小ささ"があります。
説明すると、例えば生まれ育った地域で育ち、出会い結婚し子を授かり育てるパターン。
これ、なんのデータも根拠もありませんが、人が築く家族単位のコミュニティの作り方として1番ポピュラーなパターンだと思います。
そもそも人類は各コミュニティを小さく保ち発展してきた歴史があるのでこれは自然なカタチではあります。
しかし、問題は技術や情報の在り方が昔とは比べ物にならないレベルで発展してしまっていることです。そのため生まれるズレのせいで出てくる不満。そしてそれを簡単に発信し共有できてしまう技術。
価値観は変えないのに、時代はどんどん先へ進んでしまっている感じです。
情報リテラシーが高ければ時代にもマッチできアンラーンも進められ幸福度も上げられる。
解決方法
ややこしい言い方をしましたが簡単な解決方は数点あります。
・SNSを一切やらない
・縁もゆかりもない場所へ移住する
・価値観をアップデートする
全部簡単ですが上2つは今すぐにでも実践できると思います。
家族がいるのに移住?
こう思う方も一定数いるかもしれませんが、大丈夫。お金の稼ぎ方なんて今や無数にあります。最初はバイトでもなんでもすれば食っていけます。やるかやらないかだけ。
SNSはアプリ全部消せばいいだけ。
すこし難易度が上がるのが価値観のアップデートですが、この駄文をここまで読んだ方ならなにかを変えたいという意識がおありだと思うのですぐアップデートすると思います。
もはやダラダラ書きすぎてなにを伝えたいのかわからなくなってきたのでまとめると
・意識を変えたいなら環境を変えろ
・だれも頼れない環境をつくり生きろ
・全ては自分ごととしてとらえろ
・もらうよりあげる方が幸せになれるよ
・クリスマスなのに辛気臭い記事かいてすいませんでした。
以上です