醜く愚かで美しく強い
私はきっと大がつく馬鹿者だ。
手の届くところにあった大切なものを無くしてからやっと気づいてそれじゃあもう遅かった。
あの子の心はとっくに私の事なんか見ていなかった興味も無くなっていた。
おまけに好きな人まで出来たとか出来てないとか。
これから先も一緒にいることが当たり前だと思っていた私は鈍器で殴られたような脳をすり潰されるような衝撃と共に手を取り合っていかなければならないようだ。
「私の隣にいるのはあなたではない」錆びたナイフで刺されたように私の心にじわりじわりと悲しみと無力