「PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない」を読んで
「PCRは、RNAウィルスの検査に使ってはならない」は現在の状況に1石を投じるべく書かれた書籍。科学的にPCR検査の限界を明らかにし、RNAウィルスの検査には使用できないことを明らかにしている。そのPCR検査の限界から、現在使用しているPCR検査では何を検出しているかわからない状況であることを論証している。
武漢発祥とされるウィルスについてもその存在しているのか懐疑的に見ている。なぜならば、今回のウィルスについては「コッホの4原則」で存在を科学的に検証が行われていないというのだ。
【コッホの4原則】
1. ある一定の病気には一定の微生物が見出されること
2. その微生物を分離できること
3. 分離した微生物を感受性のある動物に感染させて同じ病気を起こせること
4. そしてその病巣部から同じ微生物が分離されること
(Wikipedia より)
また、このウィルスの変異率は5%と見られていて、この変異率からするとPCR検査の肝であるプライマーという検査薬の有効期限は2ヶ月ほどとなり、昨年の夏の段階のウィルスはプライマーを設計した当初のウィルスの遺伝子配列から変異していて、検出できなくなっているはずとのことだ。さらに時がたっている現在、PCR検査陽性というのは、ウィルスの遺伝子を検出しているとは全く考えられない。
著者の大橋眞先生は、もともとの中国から発表された遺伝子配列自体にも問題があると問題提起をしている。中国から発表された遺伝子配列は、感染者から病原体のウィルスを抽出して配列を調べたのではなく、患者の肺に溜まった液体から遺伝子配列を求めたとのこと。複数の変異体が混ざった検体から求めているので、キメラ遺伝子配列だと断定している。
無症状感染者というものについても否定している。無症状のままウィルスが体内で増殖することなどありえないからだ。ウィルスが増殖するためには人の細胞に侵入し、自身を複製するしかないから、その段階で発熱や様々な症状が出る。症状も出ないで増殖することなど不可能だからだ。
現在金科玉条のように正しいとされているPCR検査の前提がまったく成立しないことをこの本は訴えている。PCR検査をやめれば、現在のコロナ禍は終了する。PCR検査によって作られた世界感染。科学的に検証するとこの考え方にとても納得することができる。
多くの人に目を通してもらいたい一冊である。