小選挙区のこと
小選挙区と比例代表の違い。
もちろん、わかっている。
小選挙区は人で選び、比例代表は党で選ぶ。
簡単に言うとそういうことだ。
でも、これ、最初からこの人と決めた立候補者がいる場合にはいい。
その人が何党であろうとこの人に投票するし、その人が所属する党を応援する。
そんな人は迷うことはない。
しかし、僕の場合は、党は決めているが、個人的に応援したい人はいない。
だから、その党の立候補者に投票したいと思う。
僕のような人は、多分みんなそうなるだろう。
ところがだ。
僕の選挙区では、立候補者が3人しかいない。
しかも、その中には僕の決めている党からの立候補者はいない。
白票も意思表示とは言うが、それは避けたい。
こんなときは、どうする?
①支持する政党の政策に近い党の人に投票する。
②投票したくない人を消していき、残った人に投票する。
③その人個人の主張に耳を傾けて、納得できる人に投票する。
だいたい選択肢は、この三つだろうか。
ただ、どれもすんなり納得できるものではない。
いずれにしても、いくら個人とは言え、自分の支持する政党ではない党に一票を投じることには違いない。
どうも、しっくりこない。
そもそも、応援したい個人の党と、支持する政党が違うなんてことはあるのだろうか。
「個人的には共産党のこの人を応援したいが、政党としては自民党を支持する」
そんなことがある?
誰かを応援したいのなら、その人の政党を支持したくなるのが普通だろう。
「政策的にはこの党を支持するけれども、あの人は知り合いの息子さんで、応援するように頼まれているので小選挙区ではあの人に投票する」
いけないわけではないが、どうなんだろうか。
結局は、そんな風習が、いつまでも2世議員や裏金議員をのさばらせているのではないか。
とにかく、僕のような、
「支持する政党はあるけれども、選挙区にその政党の立候補者がいない」
そんな人はどうするべきなのか。
さて、さて。
投票にはいきますよ。