踏み台の製作 ~④研磨編~
日曜大工の踏み台シリーズ第4回目です。
前回、組み立てをご紹介しました。
今回は研磨作業です。
研磨作業が完了すれば、形は完成します!
まず、天板の角に丸みを持たせ、脚の曲線部分のいびつな切り跡を滑らかにするべく、粗めのサンドペーパー(80番)で成形します。
端材や100円ショップで売っているすりこぎ棒にサンドペーパーを巻いて研磨作業をするのが鉄則です。
フリーハンドでサンドペーパーを持って研磨しても、均一に力が入らず、綺麗に仕上がりません。
天板の角や脚の丸みは「これが美しい!」と自分が感じるまで研磨による成形作業をします。
天板の角は、子供が使用するものであることを念頭に大胆に丸くすると、見た目もかわいらしくなります。
この後、全体を120番のサンドパーパーで整え、最後に240番のサンドペーパーで全体をより滑らかに研磨します。
特に、コーススレッドを隠すために埋めたダボが、板と面一(段差がない状態)になるように丁寧に研磨するのがポイントです。
また、各板の面取り(角を斜めに削ること)も忘れてはいけません。
うっかり面取りを忘れる箇所が無いように、部位ごとに順番に作業をするのが良いです。
これで踏み台の形になりました。
なお、文章にすると短いですが、研磨作業は、結構つらいもので、二の腕の筋肉を疲労させます。
これで完成と言いたいところですが、木材の表面がそのままだと使用時に付く染みや汚れなどに対して弱くなってしまいます。
次回、最終工程として塗装をして、長く使えるようにします。
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