
踏み台の製作 ~②材料切断編~
日曜大工の踏み台シリーズ第2回目です。
いきなり脱線しますが、踏み台作りって大工仕事じゃないですよね。
タイトルに「日曜大工」じゃなくて「DIY」を使えば良かったと後悔。
では気を取り直して、
前回、設計と材料の調達をご紹介しました。
まだご覧いただいていない方はぜひご覧ください↓
今回からいよいよ自分の手で加工をしていく作業が始まります。
けがき線
前回、ホームセンターで木材を買ったときに、一枚の板を各パーツの大きさにカットしてもらいました。
しかし、底辺と直角になる直線以外の切断はやってもらえなかったので、斜めや曲線の加工は自分でしなければなりません。
そこで、まず、設計図に合わせて、切断する部分を各パーツに書き込んでいきます。
また、各パーツを接合するときの目印となる線も書き込んでいきます。
加えて、どちらの面を表にするか裏にするかも、木目の見栄えを考えて書き込みます。
曲線を描くのは結構難しく、適当にやったので左右でいびつですが、それもまた手作り感が出ていいでしょう。
切断
自分で切断するのは脚のパーツのみです。
切断作業は、二つあり、
一つは台形状の脚部分を作るための斜めの直線カット、
もう一つは脚っぽく見せるための曲線(半円状)カットです。
それぞれ、次のように行いました。
・斜め直線カット
けがき線を引いた脚のパーツです。
この木材を丸ノコで切断します。
ただし、フリーハンドで切断すると間違いなく失敗しますので、ジグを先に作ります。
まず、丸ノコでパーツと一緒に切ってしまう土台となる板を用意します。
その上に、ホームセンターで切断したときに出た木材の端材をコーススレッド(ネジ)で留めます(下写真①)。電動ドリルでネジ締めを行うと楽です。
次に切断するパーツを置き(②)、切断面とは逆側の面の位置決めをします(③)。
そして最後にパーツが動かないようにするために手前側にも端材を留めます(④)。
このように、切断する部材と同じ木材からできた端材を使用することで、ジグと切断する部材とで段差ができず、スムーズに丸ノコを操作することができます。
次に、丸ノコで切断するためのガイド(直線の木材)を、丸ノコの刃と丸ノコのベースプレートの長さに合わせてジグ(①と④)に取り付けます。
これでジグ完成。
あとは切断です。
丸ノコの刃は、土台を完全に切断しないように(=土台に刃の溝ができる程度の深さになるように)、ベースプレートから出る幅を調整します。
準備できたら、丸ノコのベースプレートをジグのガイドに合わせてスイッチオン!
回転が安定したら慎重に切断を進めます。
切断が完了したら、部材をスライドさせて取り出し、裏返して反対側も同様に切断します。
続けてもう一枚の脚の部材も同様に切断します。
一度切断すると土台の板の切断した箇所に溝ができるので、その後の切断では、土台の切断線を見ながらパーツを置く位置を微調整できます。
使用後のジグはこんな感じになります↓
これにて脚の台形部分が出来上がりました!
・曲線カット
続いて脚の曲線カットです。
曲線はジグソーを使ってフリーハンドで切ります。
ジグソーは、ベースの下方に刃が飛び出るので、切断する木材の下方に空間がなければいけません。
そこでまず、作業台を簡易に作ります。脚のパーツの形に合わせて、
端材をコーススレッドで適当に板に留めます。
そして、切断する脚のパーツをクランプで固定して準備完了♪
クランプで挟んだ出っ張りのため、地べたで作業ができないので、駐車場の車止めブロックの上に作業台を載せて、フリーハンドで慎重に切断
あぁぁぁ、微妙な感じになっちゃいました💦
フリーハンドは本当に難しいです。
なんとか二枚目はうまくいきました。
いびつなのは研磨の工程で修正します。
これにて切断作業は終了です。
次回は、組み立ての内容をご紹介します。