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類似商品・役務審査基準2024の改良ツール販売

商標実務を担当される方にとってはおなじみの「類似商品・役務審査基準」が今年も改訂されました。

https://www.jpo.go.jp/system/laws/rule/guideline/trademark/ruiji_kijun/ruiji_kijun12-2024.html

この類似商品・役務審査基準、ページ数が多くて取扱いに困ります。

印刷しても、ページめくるだけでしんどいです。

また、電子データとしてPDFで閲覧する場合には、どこまでスクロールしたら次の区分になるのか、ほんとに気が遠くなります。

そこで、私は、毎年、特許庁が配布しているエクセルデータを加工して、包括概念表示と見出しの商品・役務(いわゆる短冊の範囲)のみを表示する改良版を作っています。

こういうツールを自作するのも、業務効率に直結すると思っています。

主な改良点

この改良版での主な改良点は次のとおりです。(※改良点のいくつかの機能はExcelのマクロで動作しています。)

  1. 下位概念の商品役務をグループ化

  2. 各区分へのジャンプボタンの設置

  3. 選択した指定商品役務の一覧表作成機能

  4. 区分内の見出しの商品・役務(短冊)全部を冒頭に列挙

  5. 類似群を半角に変更

  6. 備考類似の類似群を本来の類似群の横に斜体で記載

  7. 包括概念表示に含まれる短冊の範囲を色付け

1.下位概念の商品役務をグループ化

類似商品・役務審査基準を見にくくしている原因の一つが、見出しの商品・役務に包含される下位概念の商品・役務の数が多く、記載が冗長になることです。

そこで、下位概念の商品・役務をグループ化して、必要に応じて「+」ボタンを押すことで展開して確認できるようにしました。

下位概念商品の展開

また、「グループ全展開」、「グループすべて閉じる」ボタンを表の右側に設置し、全てを見たい場合の対応も容易にしました。

「全展開」・「閉じる」ボタン

2.各区分へのジャンプボタンの設置

特許庁が配布している元々の類似商品・役務審査基準のExcelは、含まれるシートの数が47あり(第1類~第45類+小売関係2枚)、シート名が「第1類」、「第2類」・・・と記載されているため、他の区分に移動する際には、シートの表示を横にスクロールしなければなりませんでした(下図参照)。

元々のシート名

そこで、シート名を「1」、「2」のように1文字にするとともに、表の右側に各区分へのジャンプボタンを設置しました。

区分ジャンプボタン

3.選択した指定商品役務の一覧表作成機能

この改良版の目玉機能と言ってもよいかもしれません。

ExcelのC列の各商品・役務の左にある四角(セル1マス)に任意の文字又は記号を入れて、「指定商品役務リストの出力」ボタンを押すと、一覧表がデスクトップに出力されます。

入力例

一覧表には、日本語での表示のほか、その英語訳や類似群も出力されます。
※今年版から備考類似も出力します。

出力例

もちろん、複数の区分にまたがってチェックを入れて出力することもできます。

願書に転記する際には、出力された一覧表からWordにテキストで貼り付け、改行を「,」に変換するなどすれば、効率よく願書の作成ができます。

その他(4~7)

細かい表示上の改良です。
コピペする際などに地味に役立つようになっています。

説明動画

どんなツールかご覧になりたい方は、以下のYouTubeで紹介していますのでご覧ください(動画は2023年版です)。

今年も販売することにしましたので、気に入っていただいた方は是非ご購入ください。
※個別の使用環境に合わせたカスタマイズは出来かねますのでご了承ください。

本記事をご購入いただくと、以下にファイルのダウンロードボタンが表示されます。
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