オキシトシンとエスノセントリズム
オキシトシンは愛情ホルモンや愛着ホルモンとも呼ばれ、「内集団びいき」と言われるような自分の所属する集団への絆を強化する一方、外集団の排斥や敵対感情を強化する作用も持ち合わせる。
「エスノセントリズム」とは、自民族の方が他民族よりも優れており、自民族の命を守るためには多くの多民族が死んでも構わないとする考え方のことだが、オキシトシンはこのエスノセントリズムを駆り立てる可能性がある。
戦争は正義と正義のぶつかり合いだが、お互いのエスノセントリズムを強化しているオキシトシン同士の対立と言ってもいいかもしれない。
Photo by Birmingham Museums Trust on Unsplash
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