一昨日は午前中の勤務を終えて、セルフケアのための時間を過ごすべく、姫路市の山間部まで車を走らせた。 車一台がやっと通れるほどの細い道を、対向車が来ないか冷や冷やしながら通りぬけ、なんとか山間のセラピーハウス「Healing Space Sange」に到着。 そこは以前から大変素晴らしいセラピストとして私が敬愛してやまない松本久仁子さんのご自宅。 これまでにも何度かお邪魔してセラピーを受けているが、ここまでの道が細くて危ないので途中まで車で行って、久仁子さんに迎えにきても
年末休暇の第1日目はこれ。 長堀優先生のご著書、 「いざ、霊性の時代へ ー日本が導くアセンションへの道ー」 昨年の日本先制臨床医学会での長堀先生のご講演「医療と霊性」を拝聴し、その内容に大変共感しただけでなく、そのお人柄にも非常に感銘を受けました。 そんな長堀先生のご著書を手にとってみたところ、普段自分が無意識で感じているであろうけど、それを意識化して言語化することがなかなかできていなかったことが予想以上に多く書いてあることがわかりました。 特に 「日本人の神力が世
6月に引き続き、大人の農業合宿に参加。 中川吉右衛門さんの田んぼで稲刈りをさせていただいた。 田舎育ちなのに実は稲刈りは初めて。 鎌が稲の根本を歯切れ良く刈る音と程よい抵抗が心地よい。 次第にリズム出てきてしばし没頭。 これまで外来診療で多くの農家の方の話を聞いてきたが、自分が農作業を体験することで、その人の背景を半分も理解できていなかったなと実感。 普段体験することのほとんどない「刈る」作業はザクザクという音も体感もかなりお気に入りだった。 さて、この度の山形で
世界的な物理学者アーヴィン・ラズロによると、神経生理学的な脳の最先端の研究では、脳は生化学的な機械ではないということが明らかになってきた。 つまり、脳、あるいは生命体の全体は、「巨視的な量子系」であり、量子や銀河を、そして生命体や生命を結びつける情報場と結ばれながら、ほぼ瞬間的に情報を受け取り、また発信できるとされている。 これは、カール・ユングが集合的無意識とよんだ根本的な量子場である。 私たちが変性意識状態にあり、覚醒した意識の検閲が機能していない状態では、宇宙
「たった1袋のティーバッグから400種もの昆虫の痕跡が見つかった」──ドイツの研究チームが独自開発したDNAの検出技術でチャノキと共生・寄生関係にあった昆虫を調べた結果だそうだ。(出典元) 記事によると、乾燥処理した植物から有用なデータとなる環境DNA(eDNA)を採取し解析できる画期的な技術が開発されたという。 環境DNAとは、海や川や湖沼などの水、土壌、大気中に含まれるDNAのことであり、そこに生息していた生物の痕跡と考えられている。 この方法を使うとわずかに残ったD
先日の山形での農業体験の際、言語学者の伊藤雄馬先生にお会いした。 4月初旬の身体知のセミナーで一度お見かけしていたのだが、その時は私の参加した時間が遅く、伊藤先生の講演は聞くことができていなかった。今回はたっぷり時間もあったので直接お話を伺うことができた。 伊藤先生は言語学者としてタイとラオスの国境付近に住む「ムラブリ」と呼ばれる人々の調査を行っている。ムラブリたちは定住せず、文字を持たない。そんな人たちの言語を一つ一つ根気よく書き起こし辞書を作成中の伊藤先生。それができ
この度、食事制限を経験したことのある超お料理上手な女性が、ウチのクリニックのイベントの為にオリジナルのグルテンフリーのお菓子を作って下さいました。 彼女も食事制限の時には好きなお菓子が食べられず辛い思いをしたと言います。その経験と趣味のお菓子作りを活かして、見た目はもちろんのこと、その味も格別な米粉クッキーと焼き菓子を作っていただきました。 子どもでも厳しい食事制限をしないといけない時もあり、そんな時でも食べる喜びを味わって頂きたいと願っています。 栄養療法では、つい栄
おそらく記憶のある範囲では、田んぼでの作業をするのは初めてのことだったと思います。 この度、家内に誘われて山形まで足を運び、自然栽培農家の中川吉右衛門さんの田圃で農作業(今回は田植え直後の水田で雑草の一種「クログワイ」を取る作業)に携わらせていただきました。 吉右衛門さんによると、裸足で田圃に一歩足を踏み入れた瞬間、ほぼみんな笑顔になると聞きましたが、私も御多分に洩れずそうでした。田圃の水も土も思いのほか温かく、懐かしい土の感覚に思わず笑みがこぼれました。 最初はどこに
2022年9月25日(日)ルークス芦屋クリニック 健康セミナー 「身体知を取り戻す」 ~21世紀を生きる我々に求められる古くて新しい視座とは?~ 開催趣旨 心身二元論で知られるデカルトの還元主義の流れを汲む現代の医療は、一神教的な西洋的思考(自我)の影響下のもと、肉体を機械とみなし、病気を原因と結果の関係(因果関係)を直線的に捉えるbiomedical modelとされています。 一方、縁起律や共時性に基づく多神教的東洋思想では、治療者が抱く「共感」などの感情
「身体知」とは? 現代人が忘れかけた「身体知」。 私が日頃お世話になっている「身体知の巨人」である三人の先生をお招きし、思考優位な現代人にも本来備わった「身体知」を取り戻していただけるセミナーを9月25日(日)に開催いたします。 意識とは? 身体知とは? 反の世界とは? 自分の本当の視座とは? 宇宙とは? 数理で紐解く宇宙のシステムとは? 豪華な講師陣の顔ぶれなど詳細は近日中に改めて発表いたしますので今しばらくお待ちください。 ●開催趣旨: 心身二元論で知られるデ
先日の外来での一コマ。 長年、不眠、寝汗、無気力、不安、動悸などに悩まされ、某有名栄養療法クリニック受診し処方された多くのサプリを飲んでも良くならないと言っていた女性。 よく聞いてみると、早く良くなりたいので主治医の言ったことを「きっちり」守り、「ストイックな」食事療法も行なっていた。 どうやら「色々悪いところや足りない栄養素を指摘され、早く悪いところをなんとか治そうと頑張ってきた」らしい。 うちを受診した目的は、もっと自分に合うサプリメントの提案をはじめ、栄養指導を
オキシトシンは愛情ホルモンや愛着ホルモンとも呼ばれ、「内集団びいき」と言われるような自分の所属する集団への絆を強化する一方、外集団の排斥や敵対感情を強化する作用も持ち合わせる。 「エスノセントリズム」とは、自民族の方が他民族よりも優れており、自民族の命を守るためには多くの多民族が死んでも構わないとする考え方のことだが、オキシトシンはこのエスノセントリズムを駆り立てる可能性がある。 戦争は正義と正義のぶつかり合いだが、お互いのエスノセントリズムを強化しているオキシトシン同士
以前、アメブロでブログを書いていたことがありますが、クリニックのお知らせと統合してからというもの、何と無く書く気が起こらずブログから遠のいていました。クリニックと連動していると何か力が入ってしまうというか、「正しいこと」を書こうと思ってしまうんでしょうね。 ある知り合いの先生がnoteを初めて色々発信をされているのに刺激を受けて、私もまた少しずつ発信して行こうかと思い、この度noteのアカウントを作って見ました。 科学や医学の枠組みにとらわれず、決して「正しい」ことを意識