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脳は巨視的な量子系

世界的な物理学者アーヴィン・ラズロによると、神経生理学的な脳の最先端の研究では、脳は生化学的な機械ではないということが明らかになってきた。

つまり、脳、あるいは生命体の全体は、「巨視的な量子系」であり、量子や銀河を、そして生命体や生命を結びつける情報場と結ばれながら、ほぼ瞬間的に情報を受け取り、また発信できるとされている。

これは、カール・ユングが集合的無意識とよんだ根本的な量子場である。 
 
私たちが変性意識状態にあり、覚醒した意識の検閲が機能していない状態では、宇宙のほとんど全ての部分や次元から情報を受け取ることが可能である。

その情報の一つに「内臓感覚」がある。内臓から発せられた情報は主に迷走神経を介して、あるいは量子的な手法で脳に莫大な量の情報を脳に伝えている。

しかし、いわゆる覚醒状態では意識の検閲が強く働き、多くの情報が無視されてしまう。心身症の多くは意識の検閲により身体からの声でもある内臓感覚からの情報をうまく包摂できず、心身の調和が取れていない状態とも言える。

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