「身体知を取り戻す」

 

 2022年9月25日(日)ルークス芦屋クリニック 健康セミナー
「身体知を取り戻す」
~21世紀を生きる我々に求められる古くて新しい視座とは?~

開催趣旨
 心身二元論で知られるデカルトの還元主義の流れを汲む現代の医療は、一神教的な西洋的思考(自我)の影響下のもと、肉体を機械とみなし、病気を原因と結果の関係(因果関係)を直線的に捉えるbiomedical modelとされています。

 一方、縁起律や共時性に基づく多神教的東洋思想では、治療者が抱く「共感」などの感情や身体知性(身体知)、人間性、個別性、クライアントとの関係性といった客観性や普遍性に乏しい曖昧な情報をも包摂し、治療のゴールとして「全体性」の回復を目指します。

 そして治療者自身の存在から立ち上がって来る「身体知」をどのように確知しているのか、或いはそれとどのように向き合っているのかは、患者を客体とみなす西洋医学では切り捨てられる情報ですが、実際の臨床現場では治療者が自身の身体知について体験し、自身の視座の位置を明らかにておくことで、私たちがこの世に肉体を持って生まれてきたことの意味を理解し、治療者自身や目の前のクライアントの中にも備わる生命のシステムを深い部分で信頼することを可能にしてくれます。

 このセミナーでは、治療者に限らず日常生活において身体知とは遠く思考優位の生活を送っている方々に、是非ご自身の「身体知」を実際に体験して取り戻していただき、さらに私たちを人間たらしめる「意識」の成り立ちと「宇宙」の関係性についての最新の数理に基いた知見にも触れていただける会にしたいと考えています。

開会の挨拶 10:00~10:20
主催者 城谷昌彦(ルークス芦屋クリニック)

第1部:10:20~12:00  講師 光吉俊二先生

「意識と肉体をつなぐ数理」

 
<昼休み(昼食は各自でご用意ください)>
第2部:13:00~14:20  講師 宮島充史先生

「生命を知る」


第3部:14:30~15:50  講師 小関勲先生

「カラダから観る全体性~ヒモトレ~」


第4部:16:00~18:00   総合討論(小関・宮島・光吉先生)

「身体知を語る」

Closing Remarks
田中クリニック 院長 田中善先生

※内容が変更になる場合がございます。ご了承ください。

・講師紹介

小関勲(こせき・いさお)先生
バランストレーナー・まるみつ代表/体育協会コーチ、平成12年~15年度オリンピック強化スタッフコーチ委嘱、日本体育協会認定コーチ、平成22~24年度オリンピック強化委員マネジメントスタッフ。2014~2018東海大学医学部客員研究員・共同研究者。1999年、ライフル射撃ナショナルチームからの依頼でバランスボードデザイン・製作を開始。同時に独自のバランストレーニングを研究開発。アスリートのパフォーマンス向上・リハビリなど多様な用途で取り入れられる。2006年より、Kab Lab開始(koseki athlete balance laboratory)。心身のバランス情報を発信するとともに、境界、ジャンルを超えたプロフェッショナル達とも交流、コラボ活動をしながらそのエッセンスを伝える。オリンピック選手、プロスポーツ選手を中心にバランストレーニング、カラダの使い方や運動指導。講演、講習会活動など幅広く活動している。また医学的、科学的に心身のバランスがどのように影響を与えているか研究も行い情報を発信している。山形県米沢市在住。

宮島充史(みやじま・あつし)先生
治療家、思想家、導法家、ヴィンテージ古着愛好家。
予約の取れないことで有名な治療家 。
プロ野球選手、メジャーリーガー、プロサッカー選手、プロバスケットボール選手、大相撲力士など多くのプロアスリートのケアにも当たる傍ら、SNSやブログ、ラジオなどで自身の経験に根ざした人間観、宇宙観などを発信し、その鋭い視点は多くのフォロワーを魅了してやまない。
光吉俊二(みつよし・しゅんじ)先生

1965年
札幌市生まれ
1998年
多摩美術大学美術学部彫刻科 卒業
2006年
徳島大学大学院 工学研究科 博士後期課程修了
(スタンフォード大学 客員科学者 [2003~2004年]、
MITスローン経営学大学院のエドガー・H・シャイン教授に師事 [2003年])        
2009~2010年
慶應義塾大学 主席研究員(訪問・2009~2010年)
2009~2014年
東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 非常勤講師
2014~2017年
東京大学 大学院医学系研究科 音声病態分析学社会連携講座 特任講師
2017年11月~
東京大学 大学院工学系研究科 道徳感情数理工学社会連携講座 特任准教授
彫刻・建築家としてJR羽犬塚駅前彫刻や法務省の赤レンガ庁舎の設計などをしてきたが、独学でCG・コンピューターサイエンス・数学を学び、音声感情認識STの原理とアルゴリズム・特許を取得する。その後、工学博士号を取得し、スタンフォード大学・慶應大学・東京大学で研究する。極真館(フルコンタクト空手七段)役員、征武道格闘空手 師範
著書「STがITを超える」日経BP(絶版)、「パートナーロボット資料集成」エヌ・ティー・エス、ウィルフレッド・R・ビオン「グループ・アプローチ」亀田ブックセンター、社団法人日本機械学会「感覚・感情とロボット」第二部21章 工業調査会、「進化するヒトと機械の音声コミュニケーション」エヌ・ティー・エス


日時:2022年9月25日(日)
   開場:9:30
   開始:10:00
   終了:18:00

場所:芦屋市民会館401号室(仮)
   兵庫県芦屋市業平町8-24  
  (※会場が変更になる場合がございます)

定員 50名

参加費:30,000円(税込)
   (ヒモトレ1本付き)
    早割25,000円
 (9月16日(金)までのお申し込み)
※一度お支払いいただくと返金ができませんのでご注意ください

お申し込み方法:パスマーケットにて
       



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