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Non-CAR女子の山城行脚 月山富山城編(島根県 安来市)

「Non-CAR女子」シリーズ、今回は山城編です。 山城はなかなか鉄道沿線にあるものではありません。ゴールデンペ-パードライバーには高嶺の花となりがちですが、なんとか公共交通機関だけで快適にアクセスできないか!と創意工夫の結果を、おんなじ境遇のNon-CAR女子に贈ります。

玄関口のJR安来駅は高機能!

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月山富田城への玄関口は山陰本線の安来(やすぎ)駅。松江から20分ほどの安来駅は(失礼ながら)電車の本数の割に大きく使い勝手が良いです。

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時刻表はこんな感じ。各駅停車と、有料特急電車の両方が止まります。
綺麗な駅の構内には観光客に優しい設備が充実。
・観光案内所 観光交流プラザ「アラエッサ♪YASUGI」
・売店 特産品販売//喫茶店
・授乳室 トイレ(綺麗です)
・自転車スタンド

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駅の中の売店にしては内容が充実しています。 観光案内スペースもパンフや資料が充実。ソファやテーブルも数が多くゆったりできます。
この案内所で得るべき2つの資料がこちら!

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上が月山富田城の案内図、下がお城周辺へ行けるバスの時刻表です。観光専用バスがないエリアですがローカルコミュニティバスがお城や安来節をテーマにした観光施設もカバーしており、Non-CAR族にはありがたい!

兵糧はできれば安来着前に

バスの話に移る前に、あえて見出しを付けてまで主張します!「安来いいと一度はおいで!」なのですが、安来駅内にも、近所にもコンビニがありません。(一番近くて徒歩10分くらい)月山富田城近くにもありません。後述しますが、城のふもとの道の駅的な施設内に食堂はあるもののパン・おにぎり等の軽食の販売はありません。山城を攻めるのに「兵糧」は必須!ぜひ安来駅に着く前にどこかで購入をお勧めします! 
「食事は道の駅の食堂でいいんじゃん?」という方もいるかもですが、いえいえ、マーコのおすすめは二の丸のベンチで絶景を見ながらのお昼ごはんです。ぜひ兵糧をしょってアタックしてみてください。さて、兵糧購入を安来駅のコンビニをアテにしていたマーコは焦りましたが、なんとか売店内でこれだけはゲット

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おにぎりと助六寿司は少しですが販売がありました。あとはスイーツ売り場でイチゴドラを購入。なんとか兵糧攻めは避けることができました。

頼りになるのはイエローバス

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改札をでて10歩でバス乗り場です。イエローバスという名のローカルバスの路線が、市民の買い物・通院・通学に便利なように組まれており、富田城周辺の観光地もその中に入っています。
先述の時刻表は全線を網羅しているのですが、読み解くのが難しいので、まずはこちらを参照ください

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観光案内所のhpから抜粋です。 「観光ループ」の内回り外回りが「月山入口」まで行きます。それ以外は月山から徒歩10分ほどの「市立病院」バス停まで歩けば乗ることができる「米子ー広瀬」線も利用できます。上記を参考にしつつ、最新の時刻表で確認ください。
所用時間はルートにより停留所数が違うのでかわりますが、安来駅から月山入口までの最短は31分、最長は40分。市民病院までは22分(+徒歩10分)です。市民病院バス停を入れれば本数はかなりありますので安心です。

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バスといってもどれもマイクロバスですが、車内案内はモニターも英語案内もあり観光振興を意識しているのがわかります。モニターのバスルート案内、何気に「どじょう」がモチーフに・・・!さすが「ドジョウ掬い」の町安来です。
運賃は1回200円! どこまで行っても200円なのでこれはかなりお得感があります! 後払いで現金のみです。両替機もありませんので小銭を用意しましょう。
 バスの運ちゃんも親切でした。大きなリュックをしょった私をみて
「富田城までですか?登るんですか山頂まで?」
「はい、その予定です。大変ですか?どれくらいかかります?」
「・・・・(ニヤリ)」
なぜ!笑顔だけなのぉ!!
「はい、富田城ですよ。行ってらっしゃい。帰り時間が合わなければ市民病院まで歩けば本数あるからね」
島根の人は優しいです。

道の駅と博物館がお出迎え

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バスは思いのほか立派な施設の前に到着です。
道の駅と歴史資料館がありました。道の駅内には食事処と、物産売り場、広瀬絣という伝統工芸の体験施設などがありました。
歴史資料館の1階は入場無料。城郭考古学の千田先生もTV番組中に寄って解説しておられた富田城のジオラマもここの1階にあります。

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今からここを攻めるのか!とワクワクします。
「100名城」スタンプもここの入口にあります。

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資料館のでは無料でトレッキングポールを貸し出してくれます!これ!あったほうがいい!!ぜひ借りてください!

富田城の城下町「広瀬」

さて富田城攻めは次回にゆずり、ここでは富田城と一緒に回りたい周辺観光地について軽くご案内。歴史好きでもなかなか「広瀬」という城下町までは知りませんよね。私も今回初めて知りました。

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富田城から城下町方向を望みます。橋の延長線上に最寄りバス停の1つである「市立病院」があります。川の反対側の土手には尼子経久像のある三日月公園もあります。土手の向こうは旧城下町エリアで古い町並みが今もあり、尼子の里としての風情を残しています。

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観光案内パンフから抜粋です。日本酒好きには「月山」で有名な「吉田酒造」もおすすめ。尼子氏のお墓など見どころもあります。市民病院バス停から帰りは乗る予定で城下町散策もおすすめです。

足立美術館とも組み合わせ可!

今回初めて知りましたが足立美術館はこの付近にあります。

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これは帰りのイエローバス車内から足立美術館方面を振り返って撮ったもの。白い屋根の建物の少し上に見える山の上に木が点在しているのが月山富田城の本丸付近です。
安来駅から足立美術館までは無料の送迎バスが1日15本ほど出ています。
足立美術館前にもイエローバス停留所がありますので、帰りに市民病院から足立美術館までイエローバスで来て見学。帰りは無料バスという方法も取れますね。

一日まるっと楽しめる「安来」ぜひどうぞ!
  次回は、「難攻不落を体感! 月山富田城攻め」です。

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