「エンピツかよ?」 血液型が「B3」だった話
手術前驚いたこと。 何もかも初体験なのでいろいろ驚いたけど、一番驚いたのが血液検査。
主治医は、(私よりも)若くて、朴訥で静かだけど熱心で、だけどどっか抜けてる男性医師
医師「マーコさん、血液型ってなんですか?」
私「ずっとB型として生きてきましたけど?なにか?」
医師 「うーん。B型じゃないんですねよね、それが。」
私 「え? 何型なんですか?」
血液型談義でB型と言えば、わがままだ、自由人だ、GOING MY WAYだと
「自己中」を何等か言い換えたワードを全てぶつけられてきたこの半生はいったい何だったの!!?
もっと早く言ってよぉ!B型じゃないって!
とはいえ これまで大きな怪我無くてよかったわ、「B型です」と叫んで、違う血液輸血されるとこだったわ
などと、脳内妄動爆発してるのを打ち消すように
医師 「B3型」
私「・・・・」
鉛筆の濃さじゃんか、と思ったものの、それは「2B」とか「4B」だったわ、と後で気づく。
「精密検査しないとダメなので、あと7本採血してもらってください。
B3の血液はここにはないから、ほんとにB3ならを赤十字からもらわないと手術できないし、間に合うかなぁ・・・」
後半は独り言のようにつぶやく医師の前から看護師に連れ去られ採血室へ。
結局それが手術前に主治医に会ったのは最後になった。
看護師から血液のことは後で伝えます、と言われたまま手術当日
あるいて手術室に向かい、医師に会う
医師「あ、B3型の血液あったんで!」、
今? 今言う!?
ま、いいんだけど。
はて、貴重らしいこの血液、抗がん剤終わったら輸血しよっと。
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