グレーな歴史の発掘

Google Driveを整理していたら、無題のドキュメントが出てきた。珍しいなと思いながら開けてみると、以下のような文章が発見された。

突然死にたくなることはないだろうか。私の場合は突如としてそのような衝動に駆られることが幾度もある。原因や前触れがあるわけではないのにもかかわらず、一瞬にして針がメーターを振り切ってしまう。こうなってしまったが最後、何もできなくなる。ただひたすらに生を選ぶか死を選ぶかの最終決戦を繰り広げているのである。思考回路が圧迫され、動悸が苦しみを増幅させる。体には力が入らなくなり、挙句の果てには突然眠ってしまうなど、全く持って私のことをいじめてくるのだ。肉体と精神の連動と乖離を実感しつつ、そんなこんなで2か月の間、いや3か月だろうか、いつ来るか分からない圧迫感に怯えながら生活を送っていた。日常の些細な変化に気づきにくくなり、俯瞰という概念が胸中から消え去ってしまっていた。夢や目標がないわけではない、むしろ将来への希望は今まで以上に光に満ち溢れている。しかし、それを妨げる衝動との対立が少しずつ私を闇へと引きずり込んでいく。ブラックホールという言葉がまさに適した、どうしようもないすさんだ心情を書き連ねていこうと思う。

 11月14日

何だこいつ。病み期か。病み期なのか。編集の日付から察するに、2年前のようだ。どこまでがフィクションなのか分からないが、とにもかくにも奇妙な自分である。

こんな頃もあったのだろうかと、気ままに過去を振り返ってみる。今日も人生。人類史の一ページを勝手に書き換えようではないか。

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