【マーケティング】公式LINEのデータを活用してLINE広告を最適化した話
皆さんLINE使ってますか。
最近はInstagramやTikTok、Zenlyなどの利用頻度が高いイメージがあります。
しかし、LINEは年配の方も利用しており、広告の媒体としては非常にオススメです。
TikTokやYouTube広告のように動画の作成もいらず、バナーのみでPDCA回せるのは大変ありがたいです。
では、実際にどのようにLINE広告を最適化させたのか見ていきましょう。
質の高いオーディエンスでCV類似配信
商材や背景を理解した方がイメージしやすいと思うので簡単にご紹介させていただきます。
■背景
商材:金融のBtoCサービス
(銀行や証券をイメージしてください)金融商材のため顧客の電話番号やメールアドレスのデータをアップロードすることが難しい
既存顧客のデータをアップロードし、オーディエンスグループを作れば配信しやすいのですが、それが不可能な状況でした。
なので、以下のように広告配信を最適化をしました。
■施策内容
自社の公式LINEを作成
インセンティブなしで既存ユーザーを公式LINEへ送客
モチベーションの高いユーザーリストが完成
CV類似1%で配信
データを利用したマーケティング施策をおこなうときは”AIが機械学習で最適化するならどんな方法か?”のように機械の気持ちを考えると良いそうです。
ユーザー属性がバラバラのデータを格納したとしても、AIが学習するまでに時間がかかってしまいます。
なので、できるだけ純度の高いデータのみを利用するように意識しましょう。
上記のように自社が保有しているデータを全て入れるのではなく、LTVの高いユーザーのみのデータを格納した方が、広告配信の最適化も質の高いユーザーへ届きます。
※LTV:Life Time Value(ライフ タイム バリュー)の略で、どれだけ自社のビジネスにお金を使ってくれるユーザーかを判断する指標としてイメージするとよいでしょう。
上記を加味して施策を組み立てていきます。
LINE広告には「公式LINEの友だち」というオーディエンスグループが作れます。
幸いにも公式LINEは作成したばかりだったので、インセンティブ(ポイント還元やクーポンなど)なども用意せず「公式LINE作ったよ」と既存顧客へメールしました。
常にメールを確認し、インセンティブもないのにLINE登録してくれるユーザーはある程度モチベーションが高いと考えました。
LINE広告は初めての配信だったので、「公式LINEの友だち」の類似1%で配信しました。
結果はFacebookよりも低いCPAで獲得できました!
※CPA:Cost per Acquisition「顧客獲得単価」1件の成果や顧客を獲得するために、どの程度の広告費用がかかったのか?をイメージすると良いでしょう。
※CPAは安いほど良いです。
広告マネージャーでの目標CPAは通常の2倍の単価で設定して、多く配信されるようにしました。
正直、Facebookは顧客から取得している情報も多く、AIも賢いので本当に運用しやすいです。アドネの獲得も安定してい予算をかければかけるだけCPAを維持して件数を増やしてくれるので頭があがらないです。
しかし、LINEも負けていません。国内のSNSではユーザー数No.1かつ年齢も幅広いです。(私のじぃじ、ばぁばも利用しています)
また、純広告を打つときは必ずLINEコミュニティを持っているメディアを利用しております。
運用型広告の1/3の獲得単価(CPA)でユーザーを獲得できるので、純広告の費用対効果が素晴らしいです。
LINEは幅広い年齢層の方がいて、ユーザーの利用頻度も高いので大変オススメです。
さらに、バナーのみでPDCAを回せるのでインハウス運用には最適です。
現在は広告マネージャーでも「学習が安定」となっているので、公式LINEのユーザーを増やしてみようと思います。
プレゼント企画の応募のためにLINEのフォームを利用し、強制的に獲得していくスタイルですw
公式LINEのユーザーの質が変わり、広告の配信にも影響がでたら、こちらでもご報告しますね。
ということで、がっつり広告の話となりましたが、転職とマーケティングについてこれからも更新していきたいと思います。
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