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珈琲屋AMP・キンさんへの16問16答【突撃soko出店者インタビュー】

こんにちは。sokoブログ編集長のふじこです。

market sokoの出店者さんにお店のことやプライベートのあれこれを、根掘り葉掘り聞いていく1問1答シリーズ。

第11弾としてお話を伺ったのは、珈琲屋AMP(あんぷ)のキンさん(@amp_no_kin)。自家焙煎珈琲豆をキンさん自らが手縫いしたネルで、一つ一つ丁寧に淹れてくれる珈琲は格別です。

Q1:そもそものことからお伺いしますが、珈琲屋AMPの「AMP」ってどんな意味なんでしょうか?

A1:「AMP」は増幅器を意味します。 僕の珈琲で人間活動の何かを増幅していただけたらと思って名付けました。


Q2:そうだったんですねえ。いい名前……。そんな屋号はいつからできたのでしょう?

A2:珈琲屋AMPという屋号としては、2021年1月1日から。珈琲をお客様に振る舞う活動は、1年半前くらいから始めました。


Q3:お店をはじめたきっかけは?

A3:お店を始める少し前までバンドをしていて、遠征先で時間があると珈琲屋さんに入ったりして。珈琲って面白い文化だなあと思ったんです。一杯で、もっと言うと一口で感動出来るものって素晴らしいなあと。そこからいろんな店に出向いて、自分には深煎りの珈琲が合っているのかなとわかった感覚がありました。


Q4:へええ、直感的に珈琲に魅せられたんですね。バンドマンから珈琲屋へハンドルを切った経緯は?

A4:ちょうどその時期にバンドが終わったんです。その時にはもう珈琲に意識が向いていて。栄にあるネルドリップの「びぎん」さんに通い詰めて、とりあえずネルドリップをやってみようと思ったのがスタートでした。

Q5:それでネルドリップのスタイルが確立し、珈琲屋AMPの欠かせない要素になったのかあ。今は出店や間借りベースで活動していると思いますが、sokoは何回目でしたか?

A5:この間の12月開催で5回目です!


Q6:すっかり常連メンバーですもんね!sokoへの出店のきっかけや、出店を決めた理由はなんでしょう?

A6:2021年3月に開催されたMARIAGEに、職場の出店として参加した際、菱田さんに個人で出店しないかと声を掛けていただきました。


Q7:スカウト!さすがキンさんだ!イベント出店してみてどうでしょう?

A7:僕の珈琲はとてもゆっくり淹れるので、出店向きではない。でも、 ショットコーヒーという形で、なんとかスムーズに珈琲を提供できるようになりました。


Q8:うんうん、たしかにお客さんを待たせないことは大事ではあるけれど、キンさんが淹れている時も珈琲屋AMPの体験や価値の一つだと思うなあ。

A8:ありがとう!さまざまな珈琲の領域があることを、多くの方に認識いただけてすごくうれしいです。


Q9:屋号を持って間もなく1年が経ちますが、これまでお店を運営していて大変だったことは何でしょう?

A9:出店で言うと……お昼ご飯を食べるタイミングを見つけるのが難しいことですかね笑。


Q10:それこそ一杯ずつ丁寧に淹れていますもんね笑。

A10:ありがたい話なんですけども!でも珈琲の味って誤魔化しが効かないですし、それなりに珈琲豆の量も使ってるので、値段も安くできない。お客さまからいただく金額、それを稼ぐためのお客さまのことを想像して、一杯一杯に精一杯の気持ちを込めています。


Q11:そうですよね。たくさん淹れてもお客さんにとっては一杯。どの仕事にも言えますよね。そんなキンさんが仕事をする上で大事にしていることは?

A11:分け隔てなく、自分を取り巻くみんなに平等に接することです。


Q12:ずばり、座右の銘は?

A12:運は貯めるモノ。好きな漫画の一節です。

Q13:ここからはお店というより、キンさん自身の自己紹介をゆるりとお伺いします。キンさんといえば!紫色のトレーナーがアイコンですよね。出店時に着ている服とプライベートで着ている服の違いはありますか?

A13:実はほとんどありません。ユル〜い服を着てますが、見た目に合わない丁寧に淹れる珈琲も面白いかなと!


Q14:そのギャップ萌え的なね笑。コレクションしているものはありますか?

A14:本当に何もない……珈琲に関わるもの以外なにも………強いていう物もな………あ、メガネ!


Q15:メガネ!え、でもそんなにいろんな種類あったっけ(覚えていないごめんなさい)?……ってことで話を替えて、自分の店に影響している本や、憧れの人は?

A15:本なら、吉祥寺にあった「もか」という伝説的なお店の店主の方について書かれた、『コーヒーの鬼がゆく』。あとお店でいうと、数年前まで青山にあった「大坊珈琲店」です。僕が点滴のネルドリップに興味を持ったきっかけをつくったお店です。

今のドリップ方法は、「大坊珈琲店」に惹かれてからいろんな淹れ方を試行錯誤し、行き着いたスタイルです。それが「もか」の淹れ方に類似しているらしく、驚いたのと同時に心の底からうれしかった出来事でした。


Q16:素敵な話……!!

A16:実はこの伝説の珈琲屋の味、名古屋にあるみたいです……笑。名古屋のコーヒーの鬼になろうと思います!笑


Q17:なんと!伝説の味、気になる……!!最後に、これからどんなことがしたいですか?

A17:1年半後に開業したいと考えています。今は開業に向けて、浅間町の「too much india」さんで毎週水曜の夜に間借り営業をしていて、僕の深煎りの珈琲に合うように自作したキーマカレーも提供しています。珈琲もカレーも丸々全て、自分の店ができたらやっていきたいです!


ありがとうございました!

【編集後記】
「おいしくなあれ」と念じながら、じっくりゆっくり黙々と珈琲を淹れる姿、その反面、明るくて気さくで、いつもイベントで珈琲についてアツく語ってくれるキンさん。インタビューでも気づけば珈琲の話中心に。珈琲愛をたくさん受け取りました。一生懸命な姿、いつもソコにいい空気を生み出してくれます。ありがとう!今度は間借りの日に遊びに行きます!

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