栗原宏平(Privacy by Design Lab代表 )

Privacy by Design Lab代表理事 ブロックチェーンや個人データプライバシー関連の動向でお困りの方は気軽にご連絡ください→https://privacybydesign.jp

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マガジン

  • Privacy Talk

    • 169本

    「Privacy Talk」は、Privacy by Design Labが日本のプライバシーバイデザインの先駆けとして立ち上げた、国内外の専門家のインタビューメディアです。 デジタルツールが発展し、プライバシーが侵されることに不感症である自分たちの姿があります。私たちは、一人ひとりが意思決定をして暮らし、働くためには当事者の視点が大切になると思っています。Privacy Talkではプライバシーに取り組む人々との対話を通じて、よりよい未来をつくるための視点を収集し、国内の実践者を増やしていきたいと思います。

  • なめらかなデジタル社会基盤

    • 579本

    本マガジンでは、現在のWEBの構造的な課題にスポットライトを当てながら、未来のウェブのあり方、プライバシー意識の変化と高まり、分散型IDのコンセプトや技術解説・導入事例などの幅広いトピックをゆるやかに発信し、みなさまとデジタル社会の未来について考える場所にしたいと思います。

  • もしも自分がプライバシー問題の当事者になったら🤔

    このマガジンでは自分がプライバシー問題の当事者になったつもりで、プライバシー関連の海外の記事やコンテンツを本人になったつもりで想像しながら読み解いていく取り組みです🙇‍♂️日々の生活の中で自分がプライバシーの当事者になったつもりでコメントやご意見を頂けると嬉しいです😊

最近の記事

これからのデータ活用に必要な考え方を話し合うカンファレンスを開催します!

2023年1月27日(金)にこれからのデータ活用に必要な考え方を話し合う「プライバシーバイデザインカンファレンス2023」をリアル開催します! なぜカンファレンスを開催するのか?私たちがカンファレンスを開催する理由は「これからのデータ活用にはデータ保護を始めとしたリスクについての視点を取り入れることが大切である」と考えているからです。 昨年の6月に欧州へ直接足を運び、GDPRを始めとするデータ保護に積極的に取り組む欧州の方々との対話を行いました。 欧州では多様な立場の方

    • 消費者はどんなサービスにデータを提供したいと考えているか? Vol.1

      2018年に欧州発でデータ保護法が施行されて以来、デジタルビジネスの環境は大きく変わりつつあります。 私たち一人一人もデジタルサービスの受益者であり、サービスの利用者でもあります。そんな、デジタルサービスの利用者の趣向が、法規制や事業者活動の変化とともに、これまでにどのように変化してきたのかをレポートの情報を読み解きながらご紹介していきたいと思います。 消費者サービス等でデータ活用をご検討されている方は、参考にして頂けると幸いです。 今回取り上げるレポートは、GDMA(

      • IAB欧州の基準とGDPRで求められる水準の違い

        ※免責:筆者は弁護士資格を有していないため、法的なアドバイスではなく英語記事、動画から情報を整理した内容としてご覧ください デジタル広告を取り巻く環境はクッキーレスから始まり大きく変化し始めてきています。業界団体のIABが発表したTCF(Transparency and Consent Framework)はデジタル広告業界の一つの指針として、新たな大体の広告同意手段として普及してきました。 (動画:Transparency & Consent Framework) 欧

        • 顔認識技術の採用を考える際に事業者が必ず考えておきたいプライバシーリスクの話

          ※免責:筆者は弁護士資格を有していないため、法的なアドバイスではなく動画から情報を整理した内容としてご覧ください 最近は顔認識技術に対して懸念を示す、もしくは違法であると判断される事例も増えてきました。Amazon、Microsoft、IBMは率先して顔認識技術の導入を見送る動きを見せていましたが、先日はFacebookも事業の根幹の一部である顔認識の停止を発表しています。 背景にはアウトプットが不完全なものだという「AIバイアス」の議論と、「顔認識によって選別が行われる

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        記事

          Facebookが顔認識サービスを停止した理由とサービス設計に必要なプライバシーリスク評価

          顔認識技術の発展はこれまでサービスにアクセスすることが難しかった人たちへの新しいアクセス方法として機能するための技術として発展してくるとともに、個人をどこまで特定するべきかの議論がこれまでも、これからも広がっていくと思います。 最近Metaに企業名を変更したFacebookも先行して顔認識技術の開発を行なっていましたが、Facebook内で提供する顔認識システムを停止すると本日発表しました。 (動画:Facebook to No Longer Use Facial Rec

          Facebookが顔認識サービスを停止した理由とサービス設計に必要なプライバシーリスク評価

          今日から施行される注目の中国のプライバシー保護法と欧州のデータ保護法の比較

          ※免責:筆者は弁護士資格を有していないため、法的なアドバイスではなく動画から情報を整理した内容としてご覧ください 今日から中国でプライバシー保護法が施行され、欧州先行で動き始めたデータ保護の広がりが中国国内にも波及していくことになります。 最近は中国国内の動きに関する質問をいただく機会も増えたので、今回は中国での動きに関して一部ご紹介していきたいと思います。 中国国内のプライバシー法単体で理解するよりも、欧州のデータ保護法と比較する方がわかりやすいかと思い、リーガルドキ

          今日から施行される注目の中国のプライバシー保護法と欧州のデータ保護法の比較

          これからのデジタルマーケティングに必要なのは、クッキーレスと同意管理ではなくデータ活用のそもそもの考え方という話

          データとプライバシーに関する活動を始めて2年半近くが経ちました。これまでにGoogleを始めとしたプラットフォーム企業の動向を追いかけたり、 IAB欧州等のデジタル広告の規格を考えてる人たちにも話を直接伺ってきました。  (動画:現在IAB欧州でボードメンバーを務めるTimさんとのお話) ※IAB欧州とはデジタル広告関連の企業が集まり研究や企画を考える業界団体です 2年間でデジタルマーケティングで活躍されている各国の皆様に直接お話を聞いて行った結果、デジタルマーケティ

          これからのデジタルマーケティングに必要なのは、クッキーレスと同意管理ではなくデータ活用のそもそもの考え方という話

          皆様への感謝とこれからもっとプライバシーな1年へ

          ユネスコでの学びから始めた活動も2年が過ぎました。今年1年は2020年よりも国内外問わず多くの皆さんとプライバシーを話題にしたお話ができた気がしています。 皆さんとのお話を通じて、「プライバシーを大切にしたい」と考える人たちは年々増えていると感じています。一人ひとりの「プライバシー」に対する意識が変わっていくと、社会全体も少しづつ変化していきます。 「プライバシーを大切にしたい」という想いが広がっていくとともに、「プライバシーバイデザイン」という言葉の認知も少しづつ広がっ

          皆様への感謝とこれからもっとプライバシーな1年へ

          2020年のお礼と1年間の歩み

          2020年の最終日皆さんはどのようにお過ごしでしょうか? 今年はコロナの影響もあり様々な分野で変化があった一年でした。新しくご縁を頂いた皆様、新しく取り組みでご一緒させて頂いた皆様。 改めてお礼を申し上げます! 私が関わっている個人データに関する分野も世界的に大きな進展があり、2020年年初からスタートしたカリフォルニア州の消費者プライバシー法を始めとして、欧州のデータ保護に続くプライバシー保護の動きが各国で広がりつつあります。 年末の読み物として今年の歩みを振り返り

          国連を中心に生まれている、AIの倫理を考えるための問い

          AIは徐々に社会に名前が浸透して来ていますが、解決できていない課題に関してはまだまだ議論がされていません。 今回は国連やユネスコ、IEEEなど国際組織で標準化関連のワーキンググループで活躍するEdson Prestes先生に人工知能、ロボット技術に倫理的な要素が必要な理由を聞いていきたいと思います。 第二回はユネスコや国連で始まっているAIと倫理に関する取り組みのお話を聞いていきます。 "前回までのお話はこちらから" Kohei: 国連のデジタル協力に関するハイレベル

          国連を中心に生まれている、AIの倫理を考えるための問い

          ロボットの人工知能が生まれる研究室に、多様性はあるか

          AIや人工知能の開発が進む中で、機械が倫理的に物事を判断できるかどうかがより重要になってきています。 今回は国連やユネスコ、IEEEなど国際組織で標準化関連のワーキンググループで活躍するEdson Prestes先生に人工知能、ロボット技術に倫理的な要素が必要な理由を聞いていきたいと思います。 第一回はロボットにおける知能の重要性と倫理的な判断に関するお話を聞いていきます。 Kohei: プライバシートークへようこそ。今回はブラジルからエドソン先生に参加頂いています。先

          ロボットの人工知能が生まれる研究室に、多様性はあるか

          世界のデジタル責任者がデータプライバシーに注力する理由とは?

          企業内でのデジタル責任者の役割はより多岐に広がってきています。 今回はデータやデジタルの責任者が集まる世界的なコミュニティCDO Clubの創設者で代表のDavid Mathisonさんにデジタル責任者にこれから求められる事をお伺いしていきます。。 第二回はDavidさんのこれまでの慈善活動とデジタル責任者とプライバシーの関係性をお聞きしています。 CDO Club・CDO Summit創設者兼代表               David Mathison氏      

          世界のデジタル責任者がデータプライバシーに注力する理由とは?

          デジタルを推進する責任者に求められるこれからのスキルとは?

          企業のデジタル化やデータ活用が進む中で、これまでと少しづつ傾向が変わってきています。 今回はデータやデジタルの責任者が集まる世界的なコミュニティCDO Clubの創設者で代表のDavid Mathisonさんにデジタル責任者にこれから求められる事をお伺いしていきます。。 第一回はデジタル責任者のコミュニティの創設と世界のデジタル責任者が今何を求めているのかをお聞きしています。 CDO Club・CDO Summit創設者兼代表               David M

          デジタルを推進する責任者に求められるこれからのスキルとは?

          大統領選後に米国のプライバシー政策はどのように変化していくのか?

          アメリカ大統領選は最後の最後まで縺れている状況ですが、大統領選の結果によっては今後の方向性が大きく変化していきそうです。 今回は過去オバマ政権を始めとしてアメリカの政策の立案に深く関わってきて、現在も様々な取り組みを行うQuentinさんに米国の民主主義と政策にまつわる取り組みに関してお伺いしました。 第二回は大統領選後のプライバシー法制含めた動きをお伺いしたいと思います。 国際デジタルアカウンタビリティカウンシル 代表          Quentin Palfrey

          大統領選後に米国のプライバシー政策はどのように変化していくのか?

          米国大統領選で争点となる民主的な政策立案に求められるものとは?

          11月3日のアメリカ大統領選はコロナ下での大きなターニングポイントになる可能性があります。 今回は過去オバマ政権を始めとしてアメリカの政策の立案に深く関わってきて、現在も様々な取り組みを行うQuentinさんに米国の民主主義と政策にまつわる取り組みに関してお伺いしました。 全二回で、第一回は政策を立案する際のエビデンス設計と投票が与える民主主義への影響に関してお伺いしたいと思います。 国際デジタルアカウンタビリティカウンシル 代表          Quentin Pa

          米国大統領選で争点となる民主的な政策立案に求められるものとは?

          イスラエルで進むパスワードレスの技術開発と新しい取り組みが生まれるその背景とは?

          イスラエルではコンピューターサイエンスとセキュリティ関連の技術開発が進んでいます。 今回はセキュリティ、暗号分野で数多くの書物を発行されてきたDolev教授にイスラエルの教育と新しい技術的な取り組みをお伺いしました。 全二回で、第二回は新しい技術や取り組みの開発とこれまでの背景に関して紹介したいと思います。 ネゲヴ・ベン=グリオン大学コンピューターサイエンス学部主任教授   Shlomi Dolev氏                            ネゲヴ・ベン=

          イスラエルで進むパスワードレスの技術開発と新しい取り組みが生まれるその背景とは?