#30「コピーライター養成講座に通ったきっかけは、とあるバラエティ番組だった。」
大学3年時にコピーライター養成講座に通った。
そのキッカケとなったのは、フジテレビの「ペケ×ポン」。
ゲストが川柳四天王に挑むという人気コーナー。
コピーライターの谷山雅計さんが出演されている会を、たまたまオンエアで大学2年生の私は見ていた。
コピーライターって何だ?
コピーライターとして紹介された谷山さん。当時の私は「コピーライターって何だ?」と思った。コピーをライトする。ん?コピー機を描く人?コピー機画家?へぇ〜。
今思い返すと実に恥ずかしい。
谷山さんが川柳対決で黒星。
ゲスト参加していた谷山さんが四天王に敗退。「負けたら番組のコピー書きます」と試合前に約束していたので、コピーを書くという流れに。番組のコピー?コピーは書くものではなく、とるものでは?
無知って怖い。
机の上に並べられたいくつものA4用紙。
VTRに切り替わり、番組スタッフが谷山さんの事務所に向かう。「コピー100案考えました」と谷山さん。紙1枚にコピー1つ。一枚一枚机に広げて説明。
コピーとは、キャッチコピーのことか!ガッテン。
「ペケな気持ちも、ポンとふっとぶ。」
数ある渾身のコピーの中から番組のコピーに選ばれたのが「ペケな気持ちも、ポンとふっとぶ。」私の中にある好奇心スイッチも“ポン”となり、コピーライターとパソコンで検索。目にしたコピーライター養成講座にその場で申し込みをした。(当時のアルバイト貯金も、ポンとふっとぶ。)
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これが私がコピーライター養成講座に通い始めたキッカケです。まさに衝動。
養成講座で出会った仲間たちはその後、TCC新人賞を受賞したり、カンヌにノミネートされたり、転職したり、独立したり、様々。
大学生の時に走った衝動。その延長に今の仕事/自分があると思うと、どこに“未来のキッカケ”が潜んでいるかが分からないので人生は楽しい。
私の場合は、それがバラエティ番組だったのです。