募集マーケティング解説！第2章 ①「戦略」と「戦術」の違いを理解しよう

第1章はお読みいただけましたか？
まだの人はこちらからどうぞ！

第2章では、戦略立案について解説します。
その前に戦略と戦術の違いを理解する必要がありますので、解説していきます。

1.戦略と戦術の違い

ここはGoogle先生やAIに聞いてみても答えてくれると思いますが、例でお伝えしますね！
例)
ある男性はモテたいと思い、どうすればいいか考えた結果、お洒落な人になろうと考えました。
お洒落になる為に、ファッション雑誌に載っている流行りの洋服を買いに行きました。
では、上記男性の目的、戦略、戦術とは？

以下のようになります。
目的:モテたい
戦略:お洒落になる
戦術:流行りの洋服を買う
つまり、目的達成のための方向性を定めたのが
戦略で、その手段が戦術となります。

私がよく言うSNSやLINE、WEB広告でも例えますと、
【5000人入学者が必要。アンケート調査や分析をした結果、そもそも学校を知らない人が多かった。そこで認知拡大することにした。認知拡大の為にWEB広告の運用・SNSを積極活用した】
認知拡大が戦略で、WEB広告の運用・SNSを積極活用が戦術となります。

2.戦略立案

ここからは戦略立案についてですが、かなり私の経験則からの解説になります。
皆さんも読んで、「もっとこうすれば！」みたいな事があればコメントいただければと思います！

戦略立案する時に私がポイントにしているのは
①伸び代が大きい
②自校の強みに合致している
③他校では真似しづらい、できない

この3つをポイントに合致するものを考えています。
①について
情報収集や分析を行った結果、まだ伸び代があるかどうか判断します。判断方法としては、母数に対してのシェア(獲得数)が必要分足りているかや少ないのか等で判断しています。
すごくざっくりだと自校の県内高校生大学進学者数に対して、資料請求数が圧倒的に少ないなどです。

②について
自校の強みをまず理解することが重要ですが、
強み＝他校より優位なところに戦略を置く事で
その戦略はより効果を増します。

③について
これは皆さんもある程度しっくりくる事だと思いますが、よく言う差別化に似た事です。ただ差別化、他校との違いという意味だけでなく、簡単に真似できないというのがポイントです！
簡単に真似できる事であればすぐ差別化が打ち消されてしまうからです。

3.私の事例

専門学校だと最近はよく聞く強みポイントとなってきましたが、私が以前いた学校では在校生から
「先生達が面白い！」「先生達が好き！」という事をよく聞きました。放課後や休憩時間に職員室前に学生達が集まってくる学校だったのです。
その学校では日常でも他の学校では中々見ない光景に、「これって高校生も同じように感じるのでは?」と思いました。
そこで私は在校生と【先生】を全面に押し出しました。
OCで個性豊かな先生達が対応し、実際に学生達と触れ合う先生の姿も見てもらいました。そして最終の個別相談まで先生に対応してもらいました。
「さすが本校の先生！」と毎回思うほどに、OCのたった数時間で先生達のファンとなって参加者が帰っていく。この学校に行きたい！という以前に【この先生から学びたい！】と思わせる事に成功して、出願率は55%前後を維持して、リピーターも続出。人数が多くない10名程度だと出願率90%いく時も多々ありました。
(昔予備校の東進ハイスクールさんも同じ様に個性溢れる先生方を押し出したPRをされていましたね！)

振り返ると戦略は【先生を押し出す】
戦術は【OCで先生が主担当で対応する】
①伸び代は正直大きくはなかったですが、過去数値を見て先生達のポテンシャルならもっと伸びる
！そう感じました。
②自校の強みは先生達の個性とポテンシャル
③皆さんも読んで思わなかったですか？
　「これは自校ではできないなぁ」なんて事を。
　これが③のポイントなのです。

特に②③がどハマりでした。正直なところ戦術はほかにも取り組みましたので、決してOCの戦術しかやっていないということではありません。
そして、事例はあくまでその学校のそのタイミング、機会等が合致して上手くいく事なので、事例はあくまでも考え方やヒントと思い、そのまま同じ事をやっても上手くいくとは限りませんのでご注意を！
他校事例ばかり紹介してくるコンサル企業などはヒントはくれる、戦略立案までは難しいという事が察知できますので、戦術で悩んでいる方には良きパートナーですが、そもそもの戦略立案で悩んでいるのであれば、自身で頑張るか他の企業に相談しても良いかと思います。

4.まとめ

戦略と戦術の違いから、戦略立案まで解説いたしました。実例もふまえてお伝えしましたが、最近だと先生ではなく、在校生にファンをつけさせる戦略を行われている学校様も見られました。

戦略立案では、自校の強みや他校が簡単に真似できない事がポイントになってきました。
次回詳しく解説したいと思います！
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