3C分析で学ぶマーケティング基礎〜身近な企業の例で解説!
こんにちは、ハルです!
「3C」というマーケティング用語を聞いたことがある方は多いと思います。
ただ、もしかすると、名前だけ知っていても「どう使えばいいのか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。
今日は「3C」について、分かりやすく解説していきます。
身近な例を交えながら、「3Cってこういうことだったんだ!」とスッと理解していただける内容を目指しています。
noteでの活用方法についても触れますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです📚
3Cとは?その定義と由来
まず、「3C」とは何かをご説明します。
3Cとは、Customer(顧客)、Company(自社)、Competitor(競合) の3つの視点で分析を行うフレームワークのことです。
この3つの要素をバランスよく考えることで、マーケティング戦略を立てやすくなります。
ビジネスフレームワークについてはこちらの記事でも解説しています👉
3C分析を提唱したのは、経営コンサルタントとして著名な大前研一さんです(著書『ストラテジック・マインド』)。
日本では1990年代頃からマーケティングの教科書や実務の現場で使われ始め、多くの企業が採用する基本フレームとして定着しています。
3Cはなぜ必要なのか?
「3C」の目的は、効果的なマーケティング戦略を作るために、市場環境を俯瞰的に理解することです。
例えば、どんなに自社のサービスが優れていても、顧客が求めていなければ売れません。
また、顧客のニーズに応えたとしても、競合が同じような商品をより安く提供していたら勝ち目は薄いでしょう。
3Cを活用することで、次のような重要なポイントを把握できます。
1.顧客が本当に求めているものは何か
2.自社の強み・弱みはどこにあるか
3.競合との差別化ポイントはどこか
これらを理解しておくと、マーケティング戦略がぶれにくくなり、成果につながりやすくなります。
3Cをどう使う?
3Cのポイントは、「顧客」「自分(自社)」「ライバル」の3つをしっかり考えることです。
具体的には、次のように進めます。
1.顧客(Customer)のことを考える
「誰が」「何を求めているか」を想像してみましょう。
例えば、忙しい人が「手軽に食べられるもの」を探しているのか、それとも「ゆっくりくつろぎたい」のかを考えるだけで、提供する内容が変わってきます。
2.自分(Company)の強みを知る
「自分(自社)が何を得意としているか」をはっきりさせます。
他の人やお店にはできない、自分ならではのポイントを探すのが大切です。それが分かれば「どうやって顧客を喜ばせるか」が見えてきます。
3.ライバル(Competitor)と比べる
ライバルがどんなことをしているか観察してみましょう。
そして、自分との違いを考えます。ライバルと似たようなことをするのではなく、自分だからこそできる特別なアイデアを作ることが大事です。
身近な企業の3C
3Cを身近な企業の例で考えるとイメージしやすいと思います🏢
いくつかご紹介します。
1.マクドナルドの3C分析
・顧客(Customer)
マクドナルドを利用する人は、忙しい会社員や家族連れが多いです。
手軽に、安く、素早く食事を済ませたいというニーズがあります。モバイルオーダーで注文すれば、並ばずすぐに商品が出てきますよね。
・自社(Company)
世界中でおなじみのブランド力を持ち、安定した品質や効率的なサービスを提供できるのが強みです。
大規模な流通ネットワークも、どの店舗でも同じ味を提供する助けになっています。
・競合(Competitor)
同じようなハンバーガーチェーン(モスバーガーやロッテリア)や、コンビニの手軽な食品が競争相手です。
2.スターバックスの3C分析
・顧客(Customer)
スターバックスを訪れる人は、コーヒーだけでなく、リラックスした時間やおしゃれな空間を求めています。特に、仕事をしたり友人とくつろいだりしたい人に人気です。
・自社(Company)
洗練された店舗デザインや、カスタマイズできるメニューの多さが魅力です。また、ブランドイメージの高さが、顧客に「特別な体験」を提供しています。
・競合(Competitor)
他のカフェチェーン(タリーズやドトール)や、高品質なコーヒーを提供する個人経営のカフェが競争相手です。
3.無印良品の3C分析
・顧客(Customer)
無印良品を選ぶ人は、シンプルで機能的、そしてデザインが良い商品を求めています。無駄を省いた暮らしやミニマリストに憧れる層に支持されています。
・自社(Company)
「無駄を省く」というコンセプトのもと、日用品から家具、食品まで幅広い商品を提供しています。信頼感のあるブランドイメージも大きな強みです。
・競合(Competitor)
家具ではニトリやイケア、衣料品ではユニクロなどが競争相手です。特に、デザインや価格での競争が激しい分野です。
noteでの3C活用方法
3Cは、noteの記事作成にも役立ちます✏📒
例えば、以下のように使えます。
👉Customer(読者)
読者は何を求めているのかを考える。
どんな悩みや課題を解決したいのか?
👉Company(自分)
自分が書ける強みは何か?
他の人には書けないオリジナリティはどこにあるのか?
👉Competitor(他のnote投稿者)
他の投稿者とどう差別化するか。
同じテーマの記事があるなら、どんな独自の視点を提供できるか?
こうした視点を意識することで記事の方向性が明確になり、読者にとって価値ある内容を届けることができます。
まとめ
「3C」は、簡単に使えるフレームワークであり、さまざまな場面で役立つ便利なツールです。
さらに、noteでも「3C」の考え方を取り入れることで、より読者目線に立った記事が書けるようになります。
ぜひ次回の記事作成時に意識してみてください!✏
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
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