見出し画像

もしドラ

もし高校野球の女子高生マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら?

【選ばれる力研究所】むねお所長です。

数年前に大ヒットしたこの本、読んだことある?

先日改めて手に取って読んでみて、とても多くの気づきがあったのでシェアするね。

「どうやったら野球部を甲子園に連れて行けるか」

「どうやったら野球部を甲子園に連れていけるか」

と考える前にまず「野球部甲子園に連れて行く」と決めてしまった。

そしてそう決めたらもう考えるのやめ、すぐ行動に移したのである。

→セルフイメージはとても重要。

「才能ではない。真摯さである」

マネジメントを司る人に必要な素養ってたくさんあるんだけど、
才能よりも真摯さが必要なのだと言ってるの、主人公の女子校生は。

「人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。
管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。
だがそれだけでは不十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。」

と書いてある部分、ムッチャ心に響いた。

定義づけることが何より大事

『あらゆる組織において、共通の物の見方、理解、方向づけ、努力を実現するには、

「われわれの事業は何か。何であるべきか」

を定義することが不可欠である。』

とある。

これが適切に定義されていない組織がうまくいくことはまず無いんだよね。
あなたがそのような組織にいるならば、まずもってこの定義づけに取り組むべし。

もしあなたが属する組織のトップがこれを理解していないならば、
その組織をすぐに離れるといいと思う。

他にも参考にすべきポイントがたくさん

企業(組織)の目的と使命を定義する時、出発点は1つしかない。顧客である

ファーボウルを出したくて出すピッチャーは、この世に1人もいない。

週に一度のノーグラウンドデイこそ、言語化とイメージをクリアにするための良い施策。

イノベーションとは、科学や技術そのものではなく価値である。

組織の中ではなく、組織の外にもたらす変化である。

イノベーションの尺度は、外の世界への影響である。
イノベーションの戦略は、既存のものは全て陳腐化すると仮定する。
(中略)イノベーション戦略の一方は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。

イノベーションを行う組織は、機能を守るために時間と資源を使わない。
機能を捨ててこそ、資源、特に人材と言う貴重な資源を新しいもののために解放できる。

イノベーションの戦略は、既存のものは全て陳腐化すると仮定する。
(中略)イノベーション戦略の一方は、古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。

市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である

などなど・・・
10年以上前の本なのにすごいぜこの本質感。

総括

もしドラはビジネス書であるから、
日々の仕事にとても役に立つポイントがたくさん散りばめられている。
我々が誰かから選ばれる何者かになろうとする際に、非常に参考になる本だと言える。

と同時に、物語としてもとても秀逸。
一流の文学にも負けない感動のストーリーがそこにはあるんだよなぁ。

まだ読んでいない人、以前読んだけれどもしばらく読んでいない人にオススメ*^^*

======================

<研究課題>

あなたはあなたの人生をマネジメントしているか?

検証してみよう。

======================

いいなと思ったら応援しよう!