株式投資とFXどちらが兼業に向いているのか?
株式投資とFXどちらが兼業でやるには向いているのかそしてその特性についてお話ししたいと思います。
みなさんサラリーマンをしながら将来のためや小遣いが欲しいなどいろんな理由でサイドビジネス(副業)として投資を考えられていると思います。その中で代表となる投資は「株式投資・FX」で迷われている人も多いのではないですか?
実はFXと株式投資はどちらでも変わらないというのが答えになります。なぜどちらも変わらないのかと言うと、それには互いに違う性質を持っていてメリットデメリットは人によって見解が違うと言うことです。
ではなぜ兼業に向いているのかはどっちもどっちなのか?検証してみましょう。
取引できる時間帯
まず株式投資とFXに関してですがこの違いと言うのはまずその取引するものがそもそも違うと言う事です。
株式と言うのは企業であって会社の価値ですね。それを株式として売買すると言うことになるんですが、FXと言うのは互いの通貨の価値の上がり下がりをその差益をとっていくと言うのがFXの取引になります。
ではどちらがサラリーマンとして副業としてやっていくのに良いのでしょうか?まず1つとしてはメインとなる取引時間があります。
FXの市場は平日は24時間取引が可能となってます。株式市場に関しては東京証券取引所が空いている時間、朝9時から15時までの間が実際に取引できる時間と言うことになります。
その中に11時30分から12時30分の間は休憩として市場が止まります。この休憩時間を挟んで午前の部が前場(ぜんば)、午後の部が後場(ごば)と言われています。
株式取引に関しては夜間も取引できるシステムが、SBI証券や楽天証券、マネックス等ありますが取引人口がそもそも少ないためにメインの取引とは異なる性質の取引をしていかないといけないと言うことになりますので基本的には東京証券取引所が開催されている時間というのが株式の取引時間となります。
為替市場の取引時間
為替市場に関しては、東京市場からロンドン市場、NY市場といろんなメイン市場が合わさって土日以外は24時間取引が可能となっています。
実際の投資スタイルによって変わる
サラリーマンとして家に帰ってよく夜間に取引をすると言うことになればFXの方がやりやすいと言うことになります。もちろん指値や逆指値といって前もって売買の設定をしておく事は可能ですが実際の値動きを見て取引をするとなればFXになります。
しかし、24時間取引できるデメリットもあります。
24時間ずっと値動きをしているため、ポジションを持っていたら気になって睡眠時間がうまく取れず睡眠不足になったなどという話も多く聞く話ですし、実際私もFXを始めた当初はそうでした。
ですから株式投資もFXもきちんと自分の投資スタイルを確立するまではどちらも同じくらいのメリットとデメリットがあると言えます。これが数日から数週間もしくはそれ以上の長期投資になるんであれば株式投資もFXも変わりはないということになります。
株式投資とFXのリスクはどちらが高いのか?
では次にリスクについて説明したいと思います。FXはレバレッジが国内で言ったら25倍までかけれます。そこでまずFXはリスクが高いと言うふうに言われていますがこれは株式取引もFXも変わらないといえます。
なぜならばFXに関してはレバレッジをかけないと株式投資と同じ位の値段を投資にかけていては利益が少ないからです。利益率が悪いからです。これは後から説明しますが、レバレッジをかけることによってある程度の利益が出るようになってるんです。
FXも株式投資もリスクは同等と思っていただけたら良いかと思います。なぜ同等なのか?その説明をしたいと思います。
FXのほうがリスクがあると言う見解
株式投資の方が一般的にやっている人も多く、世間一般的には身近なものとして考えられている傾向にあります。
FXに関してはリスクが高いと言う常識があるみたいですが実際どのようになぜリスクが高いのかということを知らずにイメージだけで考えているのではないでしょうか?
FXも株式投資もリスクは同じ
FXはレバレッジをかけれるからリスクがあるのではありません。リスクを取った投資をするからリスクの大きさが増すのです。
リスクをどれくらい取って投資するのかという自由度はFXのほうが自由度が高いとも言えます。
FXも株式投資もリスクを取った投資をすれば大きく資金を失います。
ですから何が危険なのか?この軍資金でどれくらいの数量を購入するとどれくらいの値動きでどれくらいの損失になるのかなど基本的なそして本質的な知識を学ぶ必要性があります。
ですからリスクはFXも株式投資も同じと言うことが言えます。
必要資金はどちらの方が沢山必要か?
特にFXに関しては世界情勢などが詳しくないとできないと考えている方が多いんじゃないかと思いますが実際はある程度の基本知識を学べば世界情勢を知り尽くす必要はありません。
株式もFXもテクニカル分析というのがありますが、このテクニカル分析の基本的なものを学んでいただいて投資をすると言うことに関してはFXも株式投資も同じだと考えられます。
では最初の必要資金はどちらの方が少なく始められるのかと言う点を考えてみたいと思いますが、これもどっこいどっこいというところでしょうか。ではその内訳を見ていきたいと思います。
株式投資は100株からが基本
株式投資は最初の必要資金が多くかかるというイメージがある人が多いのでは無いかと思いますが、5万円程度からでも始められます。
株式投資の基本的な最低単元は基本100株なので、1株500円の株式を買うとして100株買うと50,000円です。50,000円で100株買えるんですが、500円の株価の銘柄と言うのはやはり値動きが少ないのです。
10%の値上がりというのはかなり大きな値動きになりますが、1株500円の銘柄が10%値上がりすると1株550になります。
すると100株持っていた場合は5000円の利益が出ると言うことになります。
FXは1万通貨からが基本
FXで50,000円での投資であれば、10,000通貨が基本的な最低単元だとした場合にドル円を10000通貨買うのに相場状況にもよりますが仮に50000円だとします。
株式投資とFXの違いは、FXで50000円で10000通貨「1ロット」買ったのであれば、この50000円は証拠金ということになりこの証拠金を下回ることがあったらロスカットされてしまいます。
ですから証拠金以外にリスクに対する資金が必要だという事です。証拠金というのはあくまで通貨を他の通貨に変換して持っているだけなのでこの証拠金は下回ってはいけないものになります。
例えば30万円の資金で1万通貨を5万円で買った場合ですと25万円分はエントリーした方向と逆に進んだとしてもロスカットにならないと単純計算ではそうなります。
1万通貨ですと1円の値動きで1万円ですので25万円という事は25円分の値動きには耐えられるということになります。あくまでこれは単純計算なので目安として考えておいてください。
まとめ
結局のところ株式投資とFXのどちらを兼業で始めるかという答えは「どちらも変わらない」という結果になりました。
必要資金や利益率などほとんど変わりはないということですが、銘柄などは株式投資の方が圧倒的に選択する自由度が高いと言えるでしょう。
FXは通貨ペアですので株式の選択銘柄数に比べると圧倒的に少ないです。これはメリットと考えるかどうなのかは個人の好き嫌いに分かれるところだと思います。