中小企業のWillを取り戻す!コーチングの重要性
「中小企業の魅力的なサービスをもっとお客様に届けたい」
そう思いながら、僕は様々な企業を支援しています。
その活動の中でクライアントの発展を阻害する要因として「経営者のWill」の問題を感じることがあります。「Will」については詳しくは後述しますが、「本当にやりたいこと」「世の中で価値提供したいこと」「誰の役に立ちたいのか」ということになります。
これらのwillを経営者が見失ってしまうことが多々あり、それが企業の成長を阻害しています。
このような経営者の方のお役に立つ手法はマーケティングではなくコーチングです。
「自分は誰のために事業をしているのか?」「自分はどんな価値提供したいのか?」これらの問いにすぐに回答できない場合はぜひとも本記事をお読みください。
会社の機能としてのWill,Can,Mustと経営者の役割
こちらは会社の機能をWill,Can,Mustに分けたもので、これらの要素を広げていくことで会社は実現できる範囲が大きくなります。
例えば、現在の事業から新規事業を立ち上げる(Will)→立ち上がった新規事業を拡大する(Can)→新規事業のメンバーの人事、お金周りの業務をおこなう(Must)といったものです。
これらの3要素を広げていくにあたりっての原則が下記です。
組織の現状維持の力が強い
広げられる順番はWill→Can→Must
それぞれの要素に適した人材がいて、兼務が難しい
これらの原則から経営者がWillを持つことの重要性が分かるかと思います。
組織は黙っていると現状維持の力が強まり発展することが難しくなります。ではどうすれば発展できるか?経営者のWillが大きくならなければ、CanもMustも大きくなりません。また、Willを広げることは一般社員では難しく経営者のみができることになります。
また、経営者はCanやMustに時間を奪われてはいけないということも暗に示します。
つまり経営者が自分のWillの重要性に気づかなければ、会社は停滞し続けます。
経営者のWant toを閉じ込めるhave to
会社のWillを考えるにあたって経営者のWant to(やりたいこと)を考えます。ここではかんたんに「会社がやりたいこと=Will」、「経営者個人がやりたいこと=Want to」くらいに考えていければと思います。もちろん会社のWillは会社の舵取りをする経営者のWant toに大きく影響を受けます。このWant toは誰にでもあり、不確定な市場を切り開く原動力になります。
では、会社としてのWillが大きくならないことの原因は経営者がWant toに生きていないことになります。そのWant toを阻害する要因がhave toです。
have toは名前の通り「〜しないといけない」ということで、他者から押し付けられる思考・行動であり思い込みです。
経営者は業務の関係者も多く、責任範囲も大きいため多くのhave toが押し付けられます。特に中小企業の経営者の場合は現場に出ることも多々発生するかと思います。
「従業員満足度を上げないといけない」「顧客対応しないといけない」などの従業員やお客様に対する思考の他、「良い経営者でないといけない」「自社の状況を全部知らないといけない」など自分に関する思い込みも多くあります。
もちろん自分自身が顧客対応などがwant toである場合は顧客対応をすることは良いですが、自分は分析がwant toであるのにhave toで顧客対応をすることは自分のwant toにかけられる生命時間を大きく阻害します。
そのような話をすると「経営者だから〇〇はしないと・・・」ということを仰る方がいます。その際、経営者と〇〇はつながらないことが多く、誰かの押しつけや思い込みであることは大半です。
繰り返しますが、経営者でしかできないことはWillを広げること、そのためには経営者がWant toで生きることが必須です。
Want toに生きるためには、まず自分のWant toを明確にすること、それと現在自分を取り巻くhave toに自覚的になり、捨てることです。
経営者だからといって「〜しなければ」に縛られる必要もなく、また一般的な良い経営者になる必要もありません。もっと自分の本音でやりたいことに生き、大きなチャレンジをすることで、結果従業員も顧客もハッピーになります。
では、have toを捨てるにはどうすればいいか?
Want toとhave toに自覚的になるためのコーチング
have toを捨てるためにも、まずはWant toとhave toに自覚的になることが重要です。まず自分の行動を見返し、自分がWant toやhave toだと思うことを棚卸しすることになりますが、最短、効果的におこなうにはコーチングが必要です。
その理由はWant toとhave toは多くの場合、無意識下にあります。
例として図にしていますが、AさんとBさんが「顧客に最高の体験を届けたい」という同じ思いを持っていたとします。
この意図・意味を探ると、Aさんは「人を驚かせる、意外性を提供をしたい」という人生を通底したwant to、Bさんは「他社に負けたくない」というhave toからその思考・行動が起こっています。基本的には比較・承認などが目的のものはすべてhave toになります。
これら自分の無意識下で作用しているWant to / have toを自分一人で整理することは非常に困難です。
そのため、Want to / have toを明らかにするためにはプロコーチからのセッションを受けることをお勧めします。
もっとチャレンジしたい、自分のWant toを明らかにしたいと思われている方はぜひともご連絡ください。
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