UTMF2021にむけての試走 その2
11月29日日曜日。この日は朝5時半ぐらいに起床。お風呂と朝食をすませて 7時に宿を出発しました。最初はUTMFのコース外の登山道をウォーミングアップがてら登り石割山山頂へ。ここから二十曲に向けて一気に降ります。元気な状態で走るとあっという間なのですが、僕の走る速度だとレース本番このあたりは二晩目の丑三つ時ぐらい。こころもからだも疲弊している状態なのでひとつひとつの区間がとても長く感じました。ここまで来たら、あとは“ゴールに対する強い執着心”をどの程度持てているかが、完走の可否を決めることになりそうです。
二十曲を出たら杓子山に向かいます。鎖がたくさん出て来てタフな登りばかりです。でも「夜中に危険箇所」ということで神経が研ぎ澄まされているのか、レース中はたんたんと進むことができました。それよりも杓子山から富士吉田までの下り基調の区間が地獄でした。空が白んできて、体温も上がって気持ちはほっとして、とにかく頭がぼーっとしました笑。富士吉田までに幻覚を何回みたことか(人、廃墟、動物etc...)。
もちろん、この日は試走だったので幻覚を見ることもなく楽しみながら進めました。本番がこのぐらいからだが元気なときに走れたらなあ笑。
最後の霜山では猟銃を肩にかけた二人のハンターの人とご対面。
「この先でクマが出ました」
これからそっちに向かうのに、いらんことを(心の声)
でもハンターの人たちは危険を伝えないといけないと思うはずなので、当然のことですよね。思いやり^^幸い、そのあとクマに出会うことはなく、無事河口湖で試走は終了となりました。
二日に分けて走ってみるとなんてことないルートなのですが、山中湖まで100km以上走って来ている本番は、やっぱりかんたんには行かないですね。二晩目の夜の寒さ対策と強い気持ち、この二つをしっかり準備できれば完走をぐっと手繰り寄せることができるんじゃないかとあらためて感じました。
前半部分もできれば試走に行きたいと思います。 (2020年11月29日)