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『名建築で昼食を 大阪編』を楽しむ

2022年8月15日から、テレビ大阪・BSテレ東制作のドラマ、『名建築で昼食を』のセカンドステージの放送が開始されています。ここ松本では、BSテレ東もテレビ大阪も視聴が出来ないので、毎週の放送をTVerで楽しんでいます。今シリーズでは、私が余り詳しくない大阪の名建築を巡る旅がテーマということなので、知らなかった知識をインプットするのにも役立ちそうです。

嵌まっているドラマ

是非ともシリーズ化して欲しいと思っていたお気に入りのドラマでした。田口トモロヲ&池田エライザのコンビも自然に抑制が効いていて、必要以上に熱量が高過ぎないのが私好みです。画面から、ふたりの関係が前回シリーズの時よりさらに馴染んできた感じが伝わってきます。

副題には、フランス語の『Déjeûnons dans un célèbre édifice』が充てられています。原作者の甲斐みのりさんの趣味なのかもしれません。今回のシリーズで、ヒロインの池田エライザさんは、素敵だったロングヘアをばっさりと切り、ショートヘアで撮影に臨んでいます。個人的には、ロングヘアの方が似合う気がしますが…… 師匠役の田口トモロヲさんは、今回はジャケットを羽織るスタイルが続いていて、前回より装いにフォーマル感が増しています。

大大阪時代

不覚にも、大正後期から昭和前期にかけて、『大大阪時代(だいおおさかじだい)』と呼ばれた時代があったことを知りませんでした。当時の大阪市は、人口・面積・工業出荷額において日本第一位に君臨しており、東京市をも凌ぐ世界有数(6位)の大都市でした。過去二回は、その当時の栄華を思わせる建物が紹介されていました。

私は関西人でありながら、若い頃は大阪文化や風俗に対して、苦手意識がありました。ノリや迫力に圧倒されてしまうというか、攻撃的、泥臭くてあくせくしている、ボケツッコミが必須、という印象(偏見)があり、大阪からは距離を置いてきてしまいました。大阪絶対派の人たちの意志は強固であり、中途半端な迎合派を許容しない硬派な雰囲気も馴染めない理由の一つでした。そのプライドは、大大阪時代の記憶から受け継がれているのかもしれません。

その後社会人になると、大阪にしばしば出張する機会もでき、40歳からの2年弱は大阪支社に勤務もしたので、今では魅力に溢れた街だと気付いています。ただ、住んでいた神戸の方により強い愛着があり、休日に大阪へ出て、街を探索するという機会はそれ程多くはありませんでした。大阪の名建築はおろか、歴史にも通暁していません。

もう三年近く行っていない

ドラマでは、二人は訳あって大阪に短期滞在中という設定になっていて、その大大阪時代に造られた西洋式の名建築が多数紹介されています。

コロナ禍が来てしまったので、もう三年近く大阪を訪れていません。仕事で出張する機会もなくなったので、これから先、知識を深めていく機会は限られているでしょう。だからこそ、この番組を通じて勉強し、大阪の魅力を再発見していきたいと思っています。

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