日本からアジア圏に進出する飲食店のkitchen
アジア圏、一言に言っても国や地域によって法律(レギュレーション)は異なりますが、中国、香港、韓国以外は概ね日本と似ています。そもそも進出するには法人設立が必要ですので、そのあたりは別の機会にご紹介するとして、kitchenのレギュレーションや入手できる機器について書いてまいります。
中国、香港、韓国はそもそも厨房のレギュレーションが比較的厳格で、
業種業態によったり、地域によっても異なるため、一概には言えませんが、日本と同じ厨房を再現するのは非常に難しいです。(機器のスペックとして)
そもそも日本の電源事情が世界的に見てもレアな環境なので、日本の機器を持ち出す事はハードルが高いわけです。また日本の機械も持ち出したとして、故障時のメンテナンスや部品の供給等基本的には現地でのサービスが受けられませんので、原則としては「現地で入手できるもの」を選択するのが望ましいです。例えばアメリカ圏(ハワイ等)は現地の認証機器でなければ火災等起きた場合など保険も下りないわけです。
ハワイの某うどんチェーンも製麺機だけは流石に日本製ですが、それ以外は基本的には現地調達の代替品で対応しています(最近は変化があったらスミマセン)
逆に世界にあるバーガーチェーンやフライドチキンチェーン等は、キーとなる機械については、自分たちの承認した機械が現地で調達できメンテナンスできる環境も合わせて整備してきているわけです。
これができている日系チェーンは無いんじゃないかと思っています(近い環境の企業はあります)
進出を検討されている皆様の業態次第だとは思いますが、こだわりのポイントと妥協できるポイント(機械のスペック)を色分けされ、現地コーディネーター任せにせず、必ずスペックのテストをすることをお勧めします。