仕事ができてもできなくても、それなりにボロクソになって労働に見切りをつけた話
10年前の死にたかった私へ、10年後の死ねなかった私より
10年前の夏
新卒で仕事できなくて発達障害未診断で絵に描いたようなメンヘラだった私は、港区某所のビルの非常階段でお昼休みと称して投身自殺を試みていた。
結局死ねなくて、休職した後会社を辞めた。
自分は何にも人並みにできないし、向いている仕事なんかない、死ぬしかないと本気で思い込んでいた。
10年後の秋
障害者手帳を取得して障害者枠で雇用され、後輩に仕事を教えたりする程度のポジションになり、曲がりなりにも評価されている