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パリダカ その1

バイクが好きになるきっかけ


私はバイクが大好きで、

バイクと道ですれ違う度に癒されている。

白バイでさえ癒される。

じっと見つめてしまう。

TV『警察密着24時』の知識だと

警察とすれ違った時に

分かるらしいが、

私の様に

信号待ちでもずっと

白バイのバイクを

愛しい眼差しで眺める人間を

白バイ隊の方は

どう思うのだろう?

どういう人間と判断するのだろう?


『全国白バイ安全運転競技大会』のドキュメントTV番組を

深夜に一人黙々と、真剣に見るほど

何故こんなにもバイクを好きになったのだろう?

と考えてみると

やはり、きっかけは

『パリダカ』だと思う。


パリ・ダカール・ラリー


『 パリ・ダカール・ラリー 』

日本での略称は『 パリダカ 』。

フランスのパリをスタートし、セネガルのダカールでゴールする

パリ・ダカール・ラリーは

世界一過酷なスポーツ競技とも言われていて、

現在はスタート地点やゴール地点が度々変更になり、

ただの『ダカール・ラリー』と呼ばれているようです。

車、もしくは バイクで、

砂漠も含めた

約1万km以上のきちんと舗装されていないコースを

燃料補給と、わずかな仮眠をとりながら

約2週間かけて走り抜く

超過酷な競技でした。



学生時代、朝がめっぽう弱く、夜型人間の私は

いつも試験勉強は夜から始める。

テニスが大好きなので、唯一楽しみなのが

テスト期間中の真夜中に放映される

『 ウィンブルドン 』や『 全豪オープン 』。

これが始まるまでの夜のテレビ番組は

ニュースしかない。

パリダカの時期の場合、

『 全豪オープン 』がはじまるまで仕方なしに、

ただの時間稼ぎでつけているだけの

ニュースの後に放映されていたのが

『 パリダカ 』だった。


もちろん、

最初は全く興味がない。

車もバイクも。

だけど、

毎日毎日、

約2週間、

ニュースの後にパリダカが始まる。

何これ? 毎日レースがあるの?

砂漠を何日間もかけて走り抜けるの?

砂漠って走るの大変じゃない?

次の日は前日の続きからスタートするの?

車だけじゃなくて、バイクも走るの?

砂漠だよ。 砂だらけなのに。

四輪ならまだしも、二輪って・・・。


興味がなくても、

ノートを書く手を止めて顔を上げると

いつしか、

だんだん見るのを止められなくなっていった。

そして、

砂漠の、

不安定な地面を

二輪で走る無謀さに。

バイクだけを見る様になっていった。


山村レイコ(三好礼子)さん


その時に知ったのが『山村レイコ(三好礼子)』さんです。

砂漠をバイクで走るのだけでも衝撃だったのに。

そんな過酷なレースに、

日本から、

しかも女性で出場している人がいるなんて…

カッコいい。

日本人でも、女性でも、挑戦できるんだ・・・。

いつしか、こんな、

モトクロスみたいなバイクに乗りたい、

そして、

『 私もパリダカに出たい 』

そう思う様になっていった。


思った以上に長くなりそうなので

次回へ つづく


追伸

あなたの趣味を好きになったきっかけは何ですか?





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