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FireFly のイメージを、わたし好みの色調に。[PhotoShop]
午前中、お風呂に入りながら、昨日、Adobe FireFly で生成した画像をトップ絵にして、どんな内容の記事を書こうかなんて想いを巡らしていた。
なんの捻りもない、生成した画像の記事となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1717994703748-2tcEvmOaYl.png?width=1200)
上の画像は、FireFly で生成したあと形を整え、Camera Raw Filter や Neural Filters の Style Transfer でディティールや色味を、なるべく自分好みに仕上げたあとの状態です。
絵のカタチは気に入ったんだけど、色味が、しっくりとこない。
この絵に限らず FireFly で生成された画像の色調が、どうも馴染まない。
あれこれ色味を調整しても、濃さや重さが拭えなかったり、なんかまとまりがない。
湯船に浸かりながらぼんやり考えてたら、ひらめいたw
FireFly が学習し参照している画像は欧米で製作されたものだったり、美術館のパブリックドメインの作品など古い時代のものが多いはずだ。
わたしの日常とは異なる色味で構成されているものが多いから馴染まないのかもなぁ、カラーテーブルを再構築してみるかな、となった。
![](https://assets.st-note.com/img/1717996118381-dm1lQHm67W.png?width=1200)
まずは、色の洗濯というか脱色。
ディティールを大切にしたいので、Camera Raw Filter の Black and White のフィルターのなかから好みのものを選んでモノトーンに仕上げた。
Channel Mixer の Monochrome の併用も有りかもしれない。
あとは Neural Filters の Color Transfer を使って、自分好みのカラーテーブル(色調)の写真を、この脱色画像へ転送(色の置き換え)すればよいはずだ。
Color Transfer で利用するためグーグルのストリートビューを使って、日本のとある町並みのイメージを手に入れた。
![](https://assets.st-note.com/img/1717997064129-LlGe8G3g4m.png?width=1200)
近所にセブンイレブンがあったり、ときおりイオンモールに遊びにいくわたしにとって、このイメージはとんでもなく日常な色味に溢れている。
心地よい退屈とさわやかな平和を足してそのままな風景。
題して「いつもの近所」と名付けよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1717996514059-2c5EkGSsku.png?width=1200)
ここで予想外のことが発生。
Color Transfer の機能をつかって「いつもの近所」の色味を転送しても、
色がつかない。
そうだった。白黒画像なんだからなにをしても色はつかない。
ということで、Neural Filters の Colorize(着色) を使って、軽く色をつけたのが上の画像。
![](https://assets.st-note.com/img/1717997780091-9LRlbYbb0O.png?width=1200)
「いつもの近所」の色味が無事転送された画像。
Color Lookup の中から Fuji Film の Tone も加味して、ちょっとレトロに。
落ち着いた色合いになりました。わたしとしては結構満足。
小さな公民館の図書室に置かれた、古ぼけた児童書の挿絵風。
面白くなってきたので、遊んでみました。
こちらのサイトから、「海外の人から見た SHIBUYA」という感じの画像をダウンロード。
![](https://assets.st-note.com/img/1717998322894-7KO76eESiQ.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717998483143-2CiXqMcbID.png?width=1200)
「いつもの近所」の代わりに「海外の人から見た SHIBUYA」の色味を転送してみたのが上の画像です。
良い感じに恐くなりましたw
どんより感とかないから、これはこれで良いかも。
![](https://assets.st-note.com/img/1717998647464-3Pt39SoqrO.png?width=1200)
さらに Color Lookup の Futuristic Bleak というフィルタを加味しました。
希望なき未来、ディストピアなテイストのフィルタのはずなんだけど、
仕上がりが、なんか和風。
江戸時代風味というか、古典的な色合いで、これも良いw
考察:「海外の人から見た SHIBUYA」のイメージは、すでにディストピア感があるんだけど、都市特有の若さとかパワーのようなものがあって、決して退廃的ではない。Futuristic Bleak (希望なき未来)というフィルタは、若さやパワーという希望的な要素を削ぎ落とした可能性がある。
結果として、都市、熟練、枯れといった要素が色味に表現されていて、それが江戸時代風味の色調を感じさせるのかもしれない。
まとめ
Color Transfer で遊ぶうちに気づいたことは、これまで FireFly で生成した画像の色味を自分好みに調整できなかったのは、過去、現在、未来という時間軸の色味と、欧米やアジアという地域、つまりは空間軸の色味がバラバラに存在していて、迷っていた状態だったということ。(色に迷うって、いろいろあぶないw)
自分の軸(令和6年の日本に暮らすわたし)を起点として、どの時間軸と地域軸の色味を使うのか思い描き、さらには四季とかいまの気分を加味していけば、お気に入りのトーンがつくれるようになるかもなぁ、なんておもいはじめてます。
ということで、おしまい。
読んでくださってありがとう