鎌倉投信の鎌田恭幸さんと
5月22日英治出版のイベントで、鎌倉投信の取締役社長の鎌田恭幸さんと対談させていただきました。
「お金」から考える命の捉え方 皆様からなんで繋がるのだろうと聞かれました。
鎌田さんからも「どんな話になるかわからない」とのお言葉も。
しかし、私の中では、初めて鎌田さんのお話を伺った時に、”メメントモリ=死を想う”ことは投資という行動も変容させる。お金というものも人が動かしているんだなということを強烈に感じました。
その繋がりを参加者の皆様にどう感じていただくか。
大きな課題を胸に臨みましたが、いかがでしたでしょうか?
鎌田さんのお話は、壮大で夢があります。
さらに豊かな世界観があります。
それを垣間見させていただく、そんな会となりました。
東日本大震災の直後に多くの人がその資金を市場から引き上げていった。
そんな時に、鎌倉投信への投資は増えた。それだけでなく温かいメッセージをつけられたものも多かったそうです。東日本大震災という未曾有の災害に、誰しもが、死を身近に感じたに違いありません。死という不確かなものを考えた時に、見える相手にお金を託したい、お金を通じて、命を繋いで生きたい、そういった気持ちが形にできる場所が鎌倉投信だったのです。
お金という一見、無機質なものが、人々を有機的に繋いでいく。暴力的な側面が強調されがちですが、お金に気持ちが乗せられると、こんなにも温かいものになるんですね。
鎌田さんのお人柄を感じることができ、この会社にならば、お金を託してみようかなという気持ちになりました。真摯に人生に向き合いより良い社会にするために、投資がある。世の中がいい方向に動いているそう感じられました。
鎌田さんの人生最後に聴きたい音は、せみの声。
島根県の豊かな自然の中に響くせみ。
それによって思い起こされる情景が私にとって今回のイベントを象徴するものとなりました。
貴重なお時間をありがとうございました。