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あおいけあ に行ってきました。



 理事長の加藤忠相さんは、介護業界では知らない人はいないという方です。
“ケアニン”という映画のモデルにもなった あおいけあ 認知症があろうがなかろうが、人として向き合う、そして寄り添うということを実践している施設です。そこから色々広がって行って、老人介護施設を核に地域コミュニティーを作り上げています。そして、それはまだまだ広がって行っているのです。

 メメント・モリ協会のフォーラムにご登壇頂く前に実際に見てこなければということで、藤沢市にある施設にお邪魔してきました。


 とりあえずは、敷地内にある亀井野珈琲で美味しいコーヒーとイチゴトーストをいただきながら、おしゃべり。オーナーの山口りょうさんやご近所さんともいろいろな方向に話が飛んでいきました。ご近所さんは”まっさん”の再放送の話に始まり、四国、コスタリカの大統領の話まで。山口さんは老人施設に勤務していた経験があるそうです。施設に入所している方も、コーヒーがお好きな方が多かったこと、施設に入ることがマイナスではなくて、入ったからできるようになったというようなポジティブな空間を作っていきたいということなどなど、将来したいことなど話を色々伺いました。地域って、お願いにいける範囲ってことではないかと思うというのが印象的でした。


 見学者をご案内中の加藤さんにご挨拶しましたが、うっかり写真を取るのを忘れました。

 小規模多機能、グループホーム、デイサービス、形式の違うものが立ち並んでいます。その中の一角に食堂があったり、珈琲店があったりするのです。一般の人も立ち寄れるような空間がそこここにあります。施設では、基本的には介護を必要としている方たちがときを過ごしています。穏やかな時間を支えるためにスタッフがきめ細やかに気を配っているに違いありません。私たちのような見学者が、よく訪ねてくると思います。安定した環境を維持するには邪魔にしかならないと思うのですが、快く迎えてくれます。スタッフのお子さんも一緒にきており、それが当たり前で、自然な風景でした。

 敷地内に井戸があったり、よく手入れされたお庭が繋がっていたりします。送迎の車も色が多様でおしゃれな感じ。細部にこだわって作られていて、でも日常生活がそこにあるという、素敵な街並みが出来上がっているのです。


お餅つきの時などにはかなりの人が集まるとのこと。今度はそんなハレの日にお邪魔してみようとお思いました。 高齢者を社会資源にというコンセプトが実現しているのを感じられそうです。


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