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言葉や名前の由来が気になる

最近、朝食をしっかりと頂いても、お昼までの間に小腹が空く日が続いている。今日も10時半を過ぎると何やら手持ち、いや、お腹持ち無沙汰になって、思わずサブレに手が伸びた。

我が母イチオシのこのサブレは、大阪・むか新さんのもの。むか新さんは老舗のお菓子屋さんで「こがしバターケーキ」など有名な和洋菓子がいくつもある。

かつて実家が大阪にあった頃は、ちょっとしたご挨拶や大阪土産としても恥ずかしくない、きちんとした地元のお菓子屋さんとしてよく使わせて頂いた。が、今回のサブレは比較的新しい商品。味の種類もいくつかあって、今日頂いたココナッツ味がまた非常に美味しかった。

むか新さんの新たな挑戦に企業努力を感じつつ、改めてふと思ったのは商品の味でも何でもない。お店の名前だ。

(むか新ってなんなんだ?)

何十年も前から知っているお店。なのにその名前について考えたこともなかった。今更だが早速調べてみたところ、創業者である向井新興門さんの苗字と名前の頭文字をとってものだそう。納得。そんな感じだろうなーという予想に合致してスッキリした。

ここで思い出した。最近もう一つ気になっていて調べていなかったものがあった。

(おめでとうってどこから来てるんだろう)

例えば、「ありがとう」は「有難う」と書き、
「ありがたい」「ありがたし」=有るのが難しい。
崩すのは比較的容易、かつ意味に広がりがあってわかりやすい。

そのようにまずは自分で考えてみると、
「おめでとう」は「お」と「めでとう」に分けられる。
「お」はよくある「御」で丁寧の意。
「めでとう」は「めでたい」=愛でたい?

え?そうなの?
…調べてみよう。

やっぱりそうだった。
「めでたい」は「めで」+「いたし」で、
「愛で」「たい」に変形したとのこと。

「いたし」は程度が甚だしいの意で、
=愛おしさ甚だしい
だという。

…なんて素敵な言葉なんだろう。

時々私は自分のことを「おめでたい人だ」なんてディスることがあるのだが、いやはや可愛くも思えるこの言葉を自分に形容するのは次から気が引けそうだ。

同じく最近の私は様々な漢字の由来も気になる。「忙」しいは、「こころをなくす」状態。とか、漢字を分解してその意を知るのが楽しい。漢字が連なった言葉の意も。

(謝るのを感じるのが感謝?どゆこと?)

とかね。由来遊びは学びが深い。

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