今からディスプレイ(インターネット)広告で収益を上げるには相当覚悟がいる?!
4月1日巷ではエイプリルフールですがネタが無いので
今回もインターネット広告系noteです。
第三弾の今回は、「今からディスプレイ(インターネット)広告で収益を上げるには相当覚悟がいる?!」と言うテーマでいつもディスプレイについて発信している魔理沙っちだから言える、覚悟しておかなくてはならない重要なポイントを3つ紹介します。
ポイント1. 詐欺広告と戦う覚悟
上図の様な詐欺広告はインターネット広告の黎明期からあります。
そもそも、インターネット広告の市場価値は現在3兆円と言われていますが
その40%~50%はご覧の画像の様な詐欺広告です。
先日発表されたGoogleの広告安全性レポートを見るに
ディスプレイの最大商圏であるGoogleですら6400万件増
の詐欺広告ブームです。
Googleが2023年だけで21億件以上サイトと39万件以上のパブリッシャーアカウントをポリシー違反によりブロック・削除したと発表 (tech-life-media.com)
これについてなぜ覚悟がいるか重要な要点が2つあります。
審査の抜けや漏れ・回避などがある
広告事業者によっては甘すぎる
審査の抜けや漏れ・回避などがある
広告ネットワークやデマンドは常に広告クリエイティブを出稿を受け付けた時に審査しています。
しかしながら、その審査が常に完璧だとは言えません。
そのため我々、媒体(パブリッシャー)側でも審査を行い適宜
クリエイティブのブロックやアドネットワークレベルのブロックを入れて行く必要があります。
私だって、Adxでクリエイティブレベルでもここまでブロック
を入れています。
場合によっては、ネットワークや広告主単位でブロックを入れることだってあるんです。
AIの登場・手口の巧妙化で今後も詐欺広告とのいたちごっこになるでしょう。
広告事業者によっては甘すぎる
根本的な話デマンドによっては審査そのものが甘々だったりすることだってあります。
この広告はAdxでは出ていないし大手メディアに多いので憶測にはなり得ますがGum gumと呼ばれるPMP(プライベートマーケットプレイス)と言う
広告化と断定できます。
このように巷ではあまり聞かないような広告事業者は審査その物が
緩々だったりするわけです。
その時我々パブリッシャーはクリエイティブをブロックしたりその広告事業者との取引を制限したりしないと掲載を認めていることになってしまいます。
簡単な話、Adsenseをただ掲載すればいいなんて誰が言ったんだ?!
と言うことです。
ポイント2 複雑すぎる
上図を見てもらえばわかりますが、ディスプレイ広告は最盛期を迎えて
かなり複雑となっています。
みなさんがアドセンスと言って掲載しているGoogle Adsenseは
この図の右端にあるアドネットワークの一端にしか過ぎない訳です。
これでもまだ仕組みがわかりやすく簡略化されている方です。
案件はアドエクスチェンジに近づくほど増えていき、
アドネットワークによるほど少なくなります。
そして純広告になった瞬間パタリと無くなってしまいます。
どうですか?純広告は単価とクリエイティブの質は高い物のそう簡単に
獲得することって困難なんです。
なので・・・
こんなこと言われて「はいそうですね」「わかりました」
とはいかないのです。
ポイント3 代理店任せはつらい
ここまでの2,3を補い総括する話になりますが、広告業界にはセールサイドの運用を支援する事業者「パブリッシャートレーディングデスク」
と呼ばれる存在が居ます。
ただこう言ったPTDとの提携でもただ依頼しておしまいにしてしまう
とPTDのチームもクリエイティブの許容範囲が分からないため、詐欺広告を
掲載してしまうケースもあります。
総じて言ってしまえば如何なる業態・業種であろうとクリエイティブや
ネットワークの審査を怠ると言った掲載して放置と言うことができないと言うわけです。
まとめ:覚悟が決まらないならアフィリエイトをすることを推奨する
今からディスプレイ(インターネット)広告で収益を上げるには相当覚悟がいる?!と言うテーマで重要な3ポイント
詐欺広告と戦う覚悟
インターネット広告の複雑性
代理店任せにできない理由
を解説しました。
これらの覚悟ができないのであれば、ただちにAdsenseなどの掲載を
頭から外してアフィリエイトをした方がきっとはるかに楽ですし、
読者(ユーザーにバッシング)を受けなくて済むかと思います。
次回は、インターネット広告・仕組みを完全解説したいと思います。