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ショート・ショート集

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約400〜2000字ぐらいの短編たち
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#小牧幸助文学賞

未来図書館*ショートストーリー

23XX年。300年ほど前に紙の本をすべてデジタル化し、またすべてを音声として保存する図書バブルがあったという。紙をデジタル化する業界が経済を動かした。 紙を貴重品とし、国は図書税という税金を徴収し、すべての情報をダウンロードできるようにした。 人々は本を紙で読みたければ、デジタルの10倍の値段で買うか、複雑な手続きをして図書館から借りるか、自分でダウンロードしたものをプリントアウトしなければならない。 本は他国の言語でも、音声も文字も自国の言葉で認識できた。 AIによって

『寂寥』#小牧幸助文学賞

自分探しの旅に出た僕を見失う。 今どこだ? 20文字小説は単語をふせんに書いて、並べたり組み替えてみたりして、遊んでつくりました。 楽しかった。 小牧幸助さま、1ヶ月ありがとうございました。 #小牧幸助文学賞

『選択』#小牧幸助文学賞

できないじゃなく、やらないを選んで正解。

『無情』#小牧幸助文学賞

無限の宇宙で 賞味期限の切れた食事に絶望。

『覚悟』#小牧幸助文学賞

宇宙法則で決まってたと 笑う君に腹くくる。

『帰郷』#小牧幸助文学賞

猫はお日さまと笑い 月は海とおうちに帰る。

『真理』#小牧幸助文学賞

心優しい人は 恐怖と不安と孤独を抱えてる。

『晩餐』#小牧幸助文学賞

白菜と豆腐買ってネギ忘れた。 鍋食べたい! 短歌より短い文字数のものがたり。 難しい。(これも20文字)