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【漫画感想】魚豊「チ。―地球の運動について―(1)」

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■出たぞ!
読め!
知性に重きを置いている人は必ずだ!
とても美しくあなたを殺してくれるぞ!
ものすごく楽しい!そして嬉しい!
紙版少なそうな気がするのでkindelで今すぐ読め!
ヤッタネ!
そうだ、君は救われた!

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■ガリレオが言った
「それでも地球は回っている」
そんな現代人には当たり前のことでも
当時の人たちには非常識なことだった。

■頭のいい人が神の創りたもうたこの世界の仕組みを
「天動説」として知らしめた。
つまりはそれは神の摂理である。

それを否定し、別の考えをしようとするなど。
神の言葉に反く、異端である。
地獄に落ちる。
そればかりでなくその存在はもはや悪魔である。
処刑されなければならない。

そんな時代。

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■でも、実際は「地動説」が正しいわけだから、
本当に頭の良い人は気付く。
だが、頭が良いので、それを言うのは世間的に良くない。
と言うことにも気付く。

■しかし、本当のことが明らかにされてなくて。
間違ったことを本当だと思っている世間ってなんだ?

■世界の仕組みは美しい。
もし神がこの世界を創ったと言うのなら
それは美しい仕組みで成り立っているはずだ。


今までの常識よりも美しい理屈が証明できれば。
そちらの方が正しいのではないか?

■それとも、もうすでに「そうだと」決まっているのだから。

そのことについて調べることさえもすべきではない?

もちろんそれが賢い生き方だ。
何も問題のない人生を送ることができる。
だいたい地球がどう動いていようが、
人間にはなん影響もない。

異端の説など忘れてしまうのが正しい。

■そうか?
本当にそうなのか?
みんなはそれで良くても。
僕は嫌だ。

■そんな感じで天才で利口に生きることが心情の主人公が
ふとしたきっかけで「知りたい」という
知性の魅力に取り憑かれ、
暴虐的な熱い情熱を持ってしまう物語なのですよ。

■いやー、これがもう楽しい!
まさに人生!
人生を賭けるべきものは何か!
その答えがここに!
いや、別にあなたの答えとは違うかもしれないが。

そんな学者の知識欲で
神の教えに反く行動が
なぜか感動を呼び寄せる。

そしてどこかに「愛」と言う存在を
表現しえてしまう気がするのだ。

■まぁ、それは言い過ぎかもしれない。
でも私はこの物語を読んで激しく動揺した。
漫画にこんなにも心を打ち震えさせられたのは久しぶりだ。
もはや、少し怖い。

■これは第1巻でまだまだ連載は続いているのだが。
この1巻で完結だと言われても納得してしまうほど、
全てが詰まっている。
なので、読め。

今すぐ読むんだ。
これは君のために言っているのだ。

本当の幸福を知りたくはないのか?

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■なんつってねー。
「ドクターストーン」や「ヒストリエ」好きな人は是非!

いや、グダグダ言ってしまったけど。
本当、問答無用で読んでくれ!

魚豊「チ。―地球の運動について―(1)」
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地動説に命を懸ける男たち マンガ『チ。』を楽しむための天動説入門【第1話~第2話試し読み】 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2012/07/news077.html 

極楽京都日記: 【漫画感想】魚豊「チ。―地球の運動について―(1)」 https://kyotogokuraku.blogspot.com/2020/12/blog-post.html?spref=tw

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