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点滴注射(津軽弁の詩の朗読)

Mario Takahashi
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音楽友達のNonnoさんと楽師みきおさんが「いぶりがっこの詩」をロシア語に翻訳して朗読していたのを聞いて、ぼくが作曲した「遥かなる安東(あんとん)」をBGMに15年以上前津軽弁で読んだ詩を紹介しますね。この詩の作者をインターネットで検索しましたが見つからずちょっと残念です。ぼくはもう長い間、津軽を離れ、津軽弁を使っていませんでしたので、途中でちょっと詰まってしまったりで、、、津軽弁も難しいですねぇ、、大体の訳を参照に聞いてください。

点滴注射

頭がぼーとして 体がざわざわして

医者へ行ってきたら 風邪だって

熱があるので点滴をしないと駄目だって

歳いった看護婦さん 婦長さんかなぁ

ベッドのある個室へ連れていかれた

注射する腕をバンバンと叩いたり

こすってから針を刺した

ワァ 痛い 非常に痛い

貴方の血管 針を刺すと逃げてしまう

入りにくくて

針でいっぱいからませてから

すみませんがやり直しをしますので

歳を取っているので注射はうまいと

思っていたが間違っていた

二日分の針を刺されてしまった

点滴の水が細い管からすーと落ちてきた

途中で玉になってポッタポッタポッタと

体に入っていく

今の玉はおじいさん 次はおばあさん

次は父さん お母さん 

孫の顔を次々と思い出していたら

寝てしまった


点滴終わりましたよ

という優しい声で目を覚ました

若くて 色が白くて ポチャポチャとした

可愛い 看護婦さんだ

明日また点滴しますので

体を温めて休んでください

あまりにも、、、75の歳でも

もやもやした気持ちになった

家へ帰って休んでも 歳いった看護婦さん

若くてかわいい看護婦さんの顔が浮かぶ

明日の点滴、痛くても良いので

あの若くて可愛い看護婦さんに

当たればいいなぁ

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