nikki 2019/4/25 聖地
私には聖地がある。
それは、奈良県天川村にある天河大辨財天社。
ご神徳は以下(HPより抜粋)
●水の大神
●弁舌・才智の大神
●音楽・芸術・芸能の大神
●財宝の大神
辨財天は、川の流れの妙なる様を神格化したとされる、古代インドのサラスヴァティー神であり、その本来の神徳は水の神、そして、水せせらぎの如く素直で妙なる弁舌や音楽の神であり、日本の古代より行われてきた水神の信仰とも結びついています。
後に転じて「財を弁ずる」商売の神としても信仰されるようになりました。
いわゆる芸能界に飛び込んで数年してここの存在を知り
当時住んでいた神戸からは気の遠くなる距離があるが
電車とバスを乗り継いで、小旅行気分で行ってみた。
すると、行ったあとすぐに仕事が舞い込んできた。
大そうな仕事ではなかったが、あまり突然にご利益があったので
信仰心がムクムクと湧き上がってきて、以後毎年参拝し、
ここ3年はご祈祷もしてもらうようになった。
そして、今日。
この時期は行事が多いようで、神主さんの時間がなく
残念ながらご祈祷はしてもらえなかったが
しっかりとパワーを吸いこんで、念を送って帰って来た。
またこの辺りは、歴史が深く、聖域とされているそう。
今なお女人禁制の修験道で有名な「大峯山」、
他にも近畿の最高峰「八経ヶ岳」など雄峰が連なっている。
登山にハマっている私にとってはヨダレもののエリアだ。
時間がなくて山が登れなかったが、次の楽しみが出来た。
さらに古来から水の美しさが有名で
洞川湧水群と呼ばれる、名水百選に選ばれた湧水がある。
龍泉寺近くにある水が湧いているスポットで頂くと
クセが全くなく、飲んでいる感じが一切しないのに
喉がどんどん潤って行くような不思議な飲み心地だった。
夜には打ち合わせがあったので、天川から大阪に戻り、
明日から始まる巡業の稽古(詳細は昨日のnikki)をして
1週間ほどお世話になる友人宅へ向かう途中のこと。
ご無沙汰していた方から、久々LINEで連絡が来た。
「お願いしたい案件があります」
それは仕事の依頼だった。
やはり天川は聖地だ。
一生私の聖地であってください。
女人禁制の大峯山以外は登らせてください。
信仰している神社、聖地と呼べる場所。
それはそれが全てではないし、
頼り切ったり、アテにし過ぎてはいけない。
だけど心のよりどころとして存在していて
定期的に訪れることが出来る場所は必要である。
それに、そういう場所がたくさんあってもいい。
神社でなくても、友達の家でも、旅館でも、トイレでも。
心のオアシスは、誰もが持つといい。