イベントまでの道 ー3ー
昨日はトレランの大会に出場し、満身創痍で書いております。
さて、前回少しだけ触れた「GOGO!ヴィッセル神戸」で目覚めた【取材】について、振り返っていく。
折に触れて、ヴィッセル神戸の試合のことや、ラジオでの仕事のことはこのnoteにも書いているので、気になる方はお読みいただければと。
そしてその「GOGO!ヴィッセル神戸」の番組ブログがこちら。
と言っても今は更新されていないようで、時代の流れを感じるなぁと。
過去の投稿は読めるので、月のアーカイブからこの辺りの期間を開くと、懐かしいあの選手や帰ってきたあの選手が登場している。あぁ懐かしや。。。
番組担当になってからはとにかく、いぶき(ヴィッセル神戸の練習場)に足繁く通った。昔は今みたいに見学(取材)できる日が限られていなかったので、行けば行っただけネタ(コメント)が拾えたし、サッカー以外のことも聞くことができた。
私はそもそもサッカーに詳しくなかったので、戦術や個々人のプレースタイルなどはー特に初期はーぶっちゃけ雰囲気しか分からない。その辺に詳しい記者さんはたくさんいたので、教わりながら取材していたくらい。
そんな私がブログを書くために意識したことは「サポーター(リスナー)がほしい情報はなにか」「選手やチームを身近に感じてもらうにはどうしたらいいか」「新規のサポーター(リスナー)をどうしたら掴めるか」である。
戦術やチーム状況はスポーツ紙や専門誌にいくらでも書いてある。でも選手が最近聞いている音楽、誰とよくご飯に行くか、最近あった面白い出来事(これ無茶振りだけど実際聞いてたような…)とか、そういう記事は少ない。
そしてその記事を番組ブログに書く時、「どうやったら面白く読めるか」「読んで良かったと思ってもらえるか」を気を付けた。
例えば、「題名」。
キャッチコピーのようにパッと目に付く、気になるタイトルをひねり出した。
他には、「括り」。
『〇〇な男たち』という縛りをつくって、3人ほどピックアップして書いた。
後は、「写真」
選手の写真をなるべく多くUPするようにした。
練習後の選手の私服や、誰かと誰かのツーショット、決めポーズ、スタッフさんなどにも撮影をお願いした。
そういう「こだわり」というか「工夫」をするのが楽しかったし、実際、書く力もかなりついたと思う。
そして、
「あ、私って書くことが好きなんだ」
と気付かせてくれた。
さらに
「人に話を聞く面白さ」
を目覚めさせてくれたと思う。
それが「取材タレント」に繋がり、「フリライター」を経て、「脚本」に辿り着いた。
「GOGO!ヴィッセル神戸」を通して、たくさんの人たちと出会い、話をして、喜びや感動や悔しさを共有し、それを遺していくことが、とても素晴らしいことだと、教えてもらった。
この番組がなければ、書く楽しさを知り得なかったし、脚本を書いていなかったと思う。
そういう意味で、本当に感謝している。
ラジオ関西、そしてヴィッセル神戸に関わる全ての皆さんに、今さらながらありがとうございます。
今回のイベントには、そんな気持ちも込められたら、と思います。
【トップ画】
ヴィッセル神戸のカメラマン説田さんに撮ってもらった宣材写真。
若いですねー。