両親と海外に行ってみた⑤
この記事は両親とトルコ・エジプトツアーに参加した記録です。
続きものですので、前回の「両親と海外に行ってみた④」からお読みください。
大興奮の気球ツアーを終え、ホテルに戻って朝食、そしてチェックアウト。カッパドキアの見どころ巡り2日目のスタートである。
まず向かったのは、パシャバー国立公園。ポストカードでもよく見るカッパドキアのイメージといったら、きのこ型の岩々ではなかろうか。
見渡す限りの、きのこ、きのこ、きのこ・・・大中小のきのこ・・・私はきのこにしか見えなかったが、通称「妖精の煙突」と呼ばれているらしい。確かにそっちのほうがファンタジーで素敵だ。
崖っぷちに立つと、ポーズを取りたくなるのが人の性であろう。父親に渡したカメラで撮った写真は構図がイマイチだったが、他の参加者の方がとっても上手に撮ってくれていた。
これも他の方が撮ってくれていた。いい写真だ。撮られようとしていない様が一番絵になる。
天気が良すぎて、逆光が最高に美しく撮れている。実はうちの家族3人とも入っているのだが、どこにいるかお分かりになるだろうか(なるわけないか)。鼻っからグループ旅行で参加しているかのような団結力で、私達ツアー参加者はともに楽しみ始めていた。
全ての施設でトルコアイスのお出迎えがある。グループの中で一人が生贄となり、パフォーマンスに付き合わないといけない。面白いのだけど、さすがに3回目くらいからは飽きてきちゃったな。
それからツアー恒例の販促タイム。絨毯のお店に連行される。
まずはその歴史、作り方の説明を受け、その後、踏み心地や触り心地をずらりと並べられた絨毯で確かめさせられる。いい物だと言うことは重々分かるのだが、値段も十分に良いものだと分かると、さすがに手は出せなかった。いつか買えるくらいになりたいものだ。
最後に向かったのは、ギョレメ・オープン・ミュージアム。
その名の通り、野外博物館。岩をくり抜いて作られた礼拝堂や修道院、住居が公開されている。ここはものすごく混んでいて、さらに時間もあまりなくて、駆け足で観光することになった。
「暗闇の教会」の入口(別料金・写真不可)。中にはフレスコ画が良好な状態で残っていた。岩に掘られた完璧なまでの教会を前に、当時の人たちの技術やセンスに感嘆せざるを得ない。迫害されながらも、信仰を守るためにどれだけの時間と労力が捧げられたのだろうか。
そんな思いを馳せる間もなく、移動時間となった。
途中レストランで食事を摂り、空港へ向かう。一度イスタンブール空港を経て、エジプトのルクソールへ飛ぶ。
もうかなり満喫した気分になっているが、旅はまだまだ序盤であった。ルクソールのホテルに着いたのは、午前4時を過ぎていた・・・我がファミリーは、お風呂に入る順番で揉めだしていた。。なにせ、3人いるのだ。一部屋に3人。時間が掛かる。眠いのに、疲れているのに。不穏な空気が部屋に流れていたが、気付いたらみな死んだように眠っていた。