【2021/6/5】シティボーイズ

ようやくシティボーイズの動画を見ることが出来た。

無機質なセット、掛け合いの妙。
日常を切り取っているようで、非日常がチラリと覗く。
アドリブ多そう。シュール。

わたしの大好きな小林賢太郎さんが「大好き」を公言しているし、今活躍している芸人さんたちも感化されたという話を聞くし、東京０３も影響受けてそうだなぁなんて思いつつ見ていた。そしてその名の通り、”シティ”感もあって、なんだかシンプルでおしゃれ。

驚いたのは、いとうせいこうさんと中村有志さんがサブメンバー的に参加していたということ。お二人のお芝居（コント）を見たのは初めてだったけれど、引き込まれた。いとうせいこうさんはいるだけで異彩を放つというか、表情とか喋り方のクセが心地よくて笑える。中村有志さんはテレビチャンピオンのＭＣのイメージしかなかったから、あまりの上手さに本当に驚いた（失礼）。

まだコント数本しか見ていない中でだけれど、『五人姉妹の物語』が最高だった。衣装もセットも変わっていないのに、暗転ごとに男女（夫婦）を切り替えて演じている。だから本当のタイトルは『五人姉妹とその夫五人の物語』。微妙に歪な会話を繰り広げながら、それぞれの人となりや抱えたものが薄～く見えてくる。でも結局はどうでもいい会話だったりもして。

そのコントの構成というか発想が素晴らしいし、演じ分ける５人（シティボーイズ＋いとうせいこうさんと中村有志さん）があっぱれといった感じで、ずっと見ていられる。座布団の表と裏で男と女を切り替えるのだけど、きたろうさんが一度めくるのを忘れて、それをすかさず突っ込む大竹さんにも笑えた。

はぁ、知らない世界がまだまだ有り余ってるなぁ。

面白いものは世の中にあふれているなぁ。

わたしもそう思ってもらえるものを、つくりたい。