七夕までの軌跡⑥~本番~
7月に入ってからずっと記事を書いて、告知・紹介していたYouTubeでの生配信オンラインドラマ『オンライン七夕』が無事に終演した。
しかしながら「無事に」とは言い難い出だしであった。
いきなり音がハウってハウって・・・とても芝居できる状態ではない。なにかトラブルが起きたのではとその真相を突き止めようと、一旦ビデオと音声を停止してPCを確認するも異常見つからず。
終わってから分かったのだが、ホストであるスタッフPCがZoomとYouTubeどちらも起動させていたのでハウリングを起こしていたという。これからアーカイブを見る方は最初の2分くらいは飛ばしてほしい。
本当に焦った。大袈裟じゃなくて、脇汗ドバーッである。舞台と違って、観て下さっている方の反応は見えないし、共演者と目配せしたり、袖から指示をもらったりすることも出来ない。ひとりでこの状況を乗り越えないといけない。
しばらくするとハウリングは収まり、お芝居をスタートさせることができた。すべてをPCのせいにしながら、バクバクの心臓をなんとかなだめつつ、少しずつペースを取り戻していった。
そんな裏話も参考に本編を見て頂けると楽しめるかもしれない。
生配信後はアフタートークを行った。稽古や本番の裏話、質問コーナー、🎋の短冊紹介など話しながら、お客さんとの交流もできたのは良かった。お客さんからの温かいコメントや有難いスーパーチャット(投げ銭)、たくさん頂きまして本当に「感謝」の一言に尽きる。
ちなみにわたしの短冊はコチラ。
※事故物件に住みたいわけではない。自分の作品を映画化したいという意味で!8月28日全国公開される松原タニシさん著書「恐い間取り」ぜひ!
まだまだ裏話はあるのだが、これから見て下さる方もいると思うので、忘れた頃くらいにまた書かせてもらおうと思う。
本番が始まるまで、いや始まってからも、不安で不安で「やっぱり生配信じゃなくて収録にしたほうが良かったかなぁ」とか「誰も見てなかったらどうしよう」とか、必死で演じながらも、どこか幽体離脱した自分の眼が冷静に見ていた。それは自分の部屋で芝居をしていたせいなのか、オンラインだったかからなのかは分からない。ただ、生配信をやってみた今、無限の可能性を感じたし、もっといろんなことをやってみたい、挑戦したいと感じている。だからきっとまたやるのだろう。誰かを巻き込んで。他力を使いまくって。その時はみなさん、ご協力を願いたい。
最後になったが、参加して下さった先輩方、サポートしてくれたスタッフさん、同期の二人に心からの感謝を。
残りわずかだが、良い七夕を・・・🎋
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