【2021/2/9】徐々にジョジョに
ちょっと前に「岸辺露伴は動かない」が実写化されて話題になった。
その漫画を読んだことはなかったが、主演が高橋一生だったし、予告を見ていたら面白そうだなぁと思ったので、見る気満々だった。が、録画し忘れて見れなかった。実写ドラマ公開に合わせてスマホで数話無料で漫画が読めたのだけどやはり面白かったので、ドラマを見逃した自分を恨んだ。
岸部露伴と言えば「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるキャラクターのひとり。
ジョジョの奇妙な冒険と言えば、週刊少年ジャンプに連載された、今でも世界中にファンのいる大人気漫画である。
が、もちろん、こっちも読んではいない。
読んではいないが、兄がジャンプを読んでいたので、本当に数話だけ目を通したことがある。その時に、おそらく岸部露伴に出会っていて、”本で脳内を読む”的なストーリーだったことをおぼろげに覚えている。
またもうひとつ鮮明に覚えているのは「しりとりゲーム」。同じ文字を使えない縛りがあって、格闘漫画だと思っていたのに頭脳バトルだったのと、その戦いにとても知性を感じて引き込まれたと記憶している。
が、
ジョジョが好きだと言う人に聞いても「あぁ~あれね!俺も好き!」みたいな答えが返ってこず、「〇〇っすかねぇ?」みたいな微妙な返答ばかりで、結局あのお話はジョジョじゃなかったのかな…とも思っている。
わたしのジョジョに関する知識は本当にノミみたいなもので、今まで読む気もなかったのだけど、実写岸部露伴からのNetflixアニメ岸部露伴からのアニメジョジョという流れで繋がった。
というのは、Netflixでアニメ岸部露伴を見つけ、早速見ようとすると配信は2月18日からということで(仕方なく)ジョジョに目を向けたわけである。
最初から、グエッって潰れるようなどギツイ描写や悪い奴が悪すぎるゴリゴリ表現でちょっと胃もたれしそうだったし、どうやら英国が舞台とのことで名前とか地名が全然入ってこなかった。
そしたら、主人公らしき青年が「ジョナサン・ジョースター」と言う名前でぶったまげた。なんと「ジョジョ」はあだ名だったのだ!ジョナサン・ジョースター略してジョジョ。ジョジョは英国紳士を目指す素敵な青年だったのだが、恨みつらみ妬みの塊ディオとの暮らしによって、全てが狂わされる。
へなちょこジョジョが大学生になる頃にはムッキムッキになって驚いたし、ディオは相変わらず最高に嫌なヤツだし、仕組みの分からない仮面が急に活躍し出して、全然ついていけないし、感情移入もできなかった。
でも、その理解のしにくさや振り幅、話の勢いみたいなものが逆に新鮮で、「どうにかしてついていってやるわ!」だったり「何か分からんけど見てみよう!」だったりの根性に繋がっているような気がする。
決して、優しくはない。
だけど、ついていきたくなる。
そんな昔の男のようなアニメ。
それが、ジョジョなのか。
まだ序盤。
徐々に、
ジョジョが、
じょ、じょ、
上手に理解できるように、
なっていくと思う。
先は長い。