登山活動日記-御座山-
舞台があったりなんたりで、しばらく行けなかった山に、久方ぶりに登ってきた。東京に来て早4年と半年。唯一趣味と胸を張って言えるのが「登山」。自分が山登りをするなんぞ、夢にも思わなかった。
今回のお山『御座山』
「御座山」と書いて、「おぐらやま」と読む。
オグラと言ったら「小倉」か「小掠」だろうよ。文字変換でも出てこないから面倒だよ。
御座山があるのは長野県南佐久郡北相木村。「佐久」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは佐久長聖高校。と言っても佐久長聖があるのは佐久市で、南佐久郡は佐久市の南側に位置している。ついでに言うと、南佐久郡の南側は山梨で、東側は群馬と埼玉にも隣接している。
北相木村(きたあいきむら)のHPには、山の名前の由来が。
標高は2,112m。日本二百名山である。
日本にある大方の山は、〇〇百名山とか、二百名山とか、〇〇県の百名山とか、何かしらに選定されている気がしていて、逆に何の肩書もない山などあるのかしらと思えてきた。
晴れないメンバー
今年の2月までお世話になったバイト先の仲間と登山部を結成し、ここ半年くらいは一緒に登っている。
バイト中にやたらめったら登山について語っていると、最初は「よく山なんか登るねぇ」と言っていた人たちが、不思議なもので「じゃあ登ってみるか」という気持ちになってくれる。もしくは「実は興味あった」なんて人もいたりする。
そこからは猛烈なスピードで、スケジュール調整し、最低限必要な登山用品の買い物に連れて行き、登山計画を立て、行って登る。とにかくスピードが大事。だって人の気持ちはすぐに変わるし、山なんてそこら中にあるから。
そうしてバイトの縁が途切れた後も、登山の縁は残り続け、今日に至る。
ただ問題がひとつあって、今わたしを含め3人の登山部だが、とにかく天気に恵まれない。潔く晴れた日は一日としてない。山の天気は変わりやすいと言うが、そのレベルじゃない。
今回ももちろん、晴れなかった。
岩場を楽しむ
御座山の登山口の標高は1418mで、すでに高め。そして山頂まで比較的短時間で登ることができる。つまりルートはそこそこの傾斜がある(急登)ということ。
序盤は地味ルート。
今の時期、登山と言ったら「紅葉でしょ!」って感じだけど、紅葉の「こ」の字もなかった。枯木ルート…
ただ、案内板というか「登山道」の札だけは定期的に現れるので、安心はできる。
どの山もそうだけど「山頂まで〇〇m」は本当に当てにならない。というか、無意味。平地だと500mなんて目と鼻の先だけど、山だとそうはいかない。地図などに記載されている所要時間だけを信じるべき。
御座山の場合、ここからクサリ場(岩場)が出現するので、登りごたえや面白味は出てくる。
奥の方に見える木の札が頂上の道標。
写真だとえげつないルートのように見えるけれど、難易度はそこまで高くない。だけどもちろん危険は危険。落ちたら確実に……なので、慎重に慎重に進んでいく。
写真でも分かるようにガスって(曇って)いて、まったく周りの景色が見えないので、この山に取り残されたような気持ちになった(わたしは楽しめた)。
救いは寒くなかったこと。
こういう剥き出しの頂上は、遮るものがないので風がものすごい強いし、寒くて長時間いられないことがほとんど。だけどこの日は(晴れてないけど)風もほぼなく、過ごしやすかった。
冬本番前に…
百名山や標高の高い山は12月になると積雪があり、また日が落ちるのも早くなるので、登山するには入念な準備と経験が必要。わたしはまだそこまでのレベルはないので基本的に冬山は行かないことにしている。
だが。
もう一山くらいは登りたい。
良い山あるかな。ちょうどいい山。
山はたくさんあるが、手に入る情報で、自分が登りたいと思える山、また、登れるレベルの山を探すことは、なかなかに難しい。
いつか八ヶ岳にも登りたいものだ。。。
御座山の詳しい登山記録はコチラ。