【2021/4/11】フォロ君が愛しい
モノづくり”そこそこ”WORLDのvol.8をアップしました!
去年の9月からこのモノづくりシリーズを始めて、何となく月1ペースになってきている今日この頃。
なんとなく人型ロボット「プログラミング・フォロ」を作ってみて分かったことがある。足は6本だし、ヘルメットみたいなの被ってるし、「人」と言われると「そうか?」ってのも否めないけれど、それでも、顔・手・胴・足のパーツが揃っているだけで、やっぱりヒト科の生物と近しい気がしてくる。しかし、
人型ロボットには愛着がハンパなく持てる
ということ。
アンドロイド制作の第一人者である石黒浩さんの話だったと記憶しているが、完全な人間のカタチをしていなくても、人は愛着や親近感を持てるし、完全じゃない方が返って想像させることができる、と。
だからPepperにしろロボホンにしろ、犬のaiboにしろ、ドラマで話題になったLOVOT(ラボット)にしろ、かわいいと感じ、愛情を持って接することができるのだろう。
フォロ君(とすでに君付けで呼んでいる)も完成して動かしてみたら、自分が産んだ我が子のように愛おしかった。何かしゃべるでもなく、表情があるわけでもないのに。赤外線センサーに反応して、ついてくる機能があらかじめ搭載されているのだが、手をかざして動かすとちゃんとついてくる。よちよち歩きの赤ちゃんがママのところへ向かっていくかの如く。(動画を見ると分かります)
石黒教授や様々な研究者たちがこれからアンドロイドをもっともっと進化させて、人工知能がもっともっと発達していったら、いずれ人間はアンドロイドを所有して、家族のように接するようになると思う。今はペットを飼ったり、AIロボットを持ったりすることで寂しさを紛らわせたり、お手伝いさんやベビーシッターさんを雇って家事や育児をしてもらったりしているのが、全てアンドロイドに置き換えられていくと思う。
そうしたら、
人とは何か?
人権とは誰のものか?
そういう次元に話が進んでいくのだろう。石黒教授が言っていたことだけど。
そんな未来が近いことを、プログラミング・フォロをつくって、動かしてみて、感じた。
人間は複雑でいて単純だから、ココロのスキマを埋めるのは人じゃなくてもいいのかもしれない。