鑑賞ログ数珠つなぎ「ランボルギーニに乗って」
数珠つなぎ経緯
2015年くらいに初めて鹿殺しの芝居を見た。
まだわたしが関西で活動していて、役者仲間に勧められて見始めたのがキッカケだった。
感想は「すげー!」
お芝居だけでなく、歌う、踊る、演奏する、何役もやる、場面転換が異常に多い、、、まだ大して舞台に立ったこともなく、見た回数だって少なかったわたしにとっては衝撃でしかなかった。
それから毎回ではないけれど、タイミングが合えば見に行く劇団となった。
そして東京に来てからは、4回目の鹿殺し観劇が、今回の作品。
いつものことながらタイトルからはどんな作品なのか全く想像できない。
あらすじ
感想
終わった後、感極まって泣きそうになった。
感動とかじゃなくて。
その圧倒的なパワーに、キャストの熱量に、汗に、息づかいに。
この感覚は「フェイクスピア」を見たときに似ている。
全く違うテイストのお芝居だし、規模感も、出ているキャストの面々も、演出も、似たところなんてひとつもないのに、わたしが心震わされたその理由は、『全力』であること。
舞台なんだから全力だろう、当たり前だろう。
そう。どんなお芝居だって、みんな全力で演じている。
だけど、「見るからに全力」な舞台はそんなにない。
フェイクスピアを見たとき、わたしが泣いたシーンは橋爪さんと白石さんのシーンだったが、その感極まりは、直前の飛行機が墜落するシーンから始まっていたのだと思う。
キャスター付きのイスを使い、繋がったり離れたり右往左往したりしながら、その墜落までの混乱を激しく表現していた。「極限」という言葉がふさわしい、そんなギリギリ状態でのお芝居だった。観ているこちらが息が出来なくなるほど。
美しかった。
全身全霊で、作品をつくり上げる姿が。
「ランボルギーニに乗って」も、そう感じた。
あと、トリー役の今村花さん、好きでした。
これだけは言いたい
男性キャストがみんなワキ毛剃ってた。
バスケットボールのユニフォーム姿のシーンがあるんだけど、イケメン系の方も、ワイルド系の方も、みんなつるっつるで。
演出の指示なのかしら。それともワキつるがスタンダードな時代なのかしら。
個人的にはワキつる男子、歓迎派だから気持ちよく見させていただきました。
次の作品
殺人の追憶、あたり。
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