両親と海外に行ってみた③
この記事は両親とトルコ・エジプトツアーに参加した記録です。
「両親と海外に行ってみた②」からお読みください。
カッパドキアに到着したツアー一行。ちなみに説明すると『カッパドキア』とはトルコ中央部にある地域一帯の名称。地名ではないので要注意。
我々がまず向かったのは世界遺産のカイマクル地下都市。約50mもの深さに掘られた8層からなる地底の都市。紀元前にヒッタイトの手によってつくられたものだと言われている。その後、キリスト教徒が迫害を逃れて住んでいたこともあるらしい。
穴の中をみんなで並んで進んでいく。どこかのアトラクションに入ったような、映画の中に迷い込んでしまったような世界観。
侵入者を妨害するために作った岩壁、地上の空気を取り込む通気口、キッチンやワイナリー、教会や学校までもがある。
この地下で隠れながらもその意思を貫いて生き抜いた人たちがいたなんて、悲しくもあり、美しくもあると思った。
それから奇岩の見えるスポットで撮影タイム。あまりの壮大さに「すごい」の声しか出ない。ひたすらスマホのシャッターを切っていた。とっても美しいオッドアイの猫(トップ写真)がこのエリアの主のように悠々と歩いていたのが印象的だった。ヴァン猫という種類らしい。
彼方に見えるのはエルジェス山(3,916m)。キレイな三角で富士山の様。勝手にトルコ富士と名付けさせてもらった。いつか登ってみたいものだ。
OTOSAN with お父さん
トルコの自動車メーカーだった。OTOSANと並んで嬉しそうなお父さん。奇岩にテンション上がりっぱなしで、楽しんでいるようで何より。
続いて、洞窟住居へ。
風化して中が見えてしまっているが、かつてはイスラム教徒の住居だった。いまも洞窟住居に住んでいる人々がいるらしい。何とも不思議な光景だった。
それから、三姉妹岩というネーミングちょっと間違った奇岩スポットにも行った。どうも三人目(真ん中の影になった小さな岩)が見えにくいのだ。そもそも、しめじにしか見えないのだ。トルコではしめじは無くて、三姉妹と名付けてしまったのかもしれない。
母と一緒に「五姉妹岩」を完成させて遊んだ。しかしやっぱり三人目の存在感は弱かった。
日常から距離的にも気持ち的にも遠く離れたカッパドキアの大地で、父と母そして娘が信じられないくらい楽しんでいた。飛行機が着いてすぐ、まともな睡眠も休息も取れていない状態で。非日常が人体に与える影響の強さを感じながら、その日の宿である洞窟ホテルで私たちはよく寝た。
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